ハヤブサ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
それぞれの音の色‥
特に21話と22話‥音楽と映像に心奪われました。
イシグロキョウヘイ監督と監督の最終話渾身の絵コンテと、こだわり感じる音楽と臨場感溢れる演出‥美しく幻想的で素晴らしかったです。
どんな人であろうが、生きてきた全てが込められたものにチープなものなどあるはずがない、感動をせずにはいられません。そしてその後も、今までのためにも歩みを止める訳にはいかない‥生きることの厳しさと美しさが一時の素晴らしい旋律にのって届きました。そんな公生の魂こもった演奏に1番感動しました。私もこんな風に音を響かせたい‥そうできるように生きなければ‥そう感じさせられました。
種田さんはじめ声優さんの好演も光ってました。種田さんの、無邪気なんだけどどこか色っぽい声は、上手くかをりのキャラを高めていたと思います‥重ねて、元気な復帰を願ってます。
ちなみに、かをりもつばきも元気いっぱいで、公生を引っぱっていて好みですね。公生を成長させました。少し暴力的でも何でも、本心隠しきれない素直なキャラは好きです。色々悩んでたけど、ラストつばきの「ひとりになんてなれると思うなよ‥」この素直さと一歩‥素敵でした。そう、それでいいんだよ‥公生は、これからも充分生きていけます。歩みは止まらない‥この終わらせ方も良かったです。
ついでに、柏木さんの達観がすごい‥このキャラがもててないのが不思議です。
その他「エルフェンリート」神戸守監督絵コンテの活躍も嬉しかったです‥どうか、再び、名作問題作に挑んで欲しい、音楽では一期OPの「ひかるなら」が良曲でした。
敢えてのブラコメ(批判ではありません‥思ったことを徒然‥)
最終話は、特に「泣ける」までいきませんでした。
展開が読めてしまっていて、鬱展開の波がやや緩やかだったためです‥なかなか「efメロディー」までの鬱激しく奇跡の巻き返しの涙腺崩壊には及びませんでした。‥個人的には及ばなかったけど「観て良かった」と心から思えた作品でした‥個人的にはもう一歩惜しかったです。