塩犬 さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
シェイクスピア読んでみたくなった
名作・・・良作・・・普通・・・駄作
↑このへん。
非常に良かったです。
ストーリー、構成、作画、声優、BGM、様々な要素が最高のクオリティーでまとまっていました。
24話できっちりまとめてきていたので、アニメ用のオリジナルなのかなと思ったのですが
どうやら漫画原作のようですね。
シェイクスピアなどという高尚なものに全く興味ない自分でしたが
このアニメを見て読んでみようかなと思いました。(まだ読んでないけど。)
<ストーリー>
不必要にドス黒い気分になるような展開もなく、気持ちよく視聴できました。
ジャンルは何かと問われると、うーん何だろう?
バトル、魔法、恋愛、会話劇、終末、伝承、推理、古典、
ぱっと思いつくだけでも様々な要素が含まれてますよね。
かといって無理に詰め込んだ感じでもなくいい具合に混ざり合ってます。
前半と後半では人間関係や環境のありようが異なっていたのも飽きずに見れて良かったですね。
シェイクスピア(ハムレット、テンペスト)をやたら引用してるので、
そこが苦手って人はいるかもしれないです。
とはいえキチンと場面に沿った引用してるのでメインテーマの一つと思えば大丈夫。
終末ストーリーでありながらも決して悲劇だけではない素晴らしい展開でした。
<キャラクター>
主人公の吉野君は個人的にはあまり好きにはなれませんでした。
嫌いってほどでもないんですが、感情の起伏がない+事なかれ主義っぽい言動がどうも苦手です。
アルドノア・ゼロの主人公と似たような感じ。(←こっちも苦手)
ラストまで見たら苦手感は多少薄れましたが。
個人的に一番好きだったのは左門です。
左門との初対面シーンでは、真面目な話をしてるはずなのについ笑ってしまいました。
キャラ単独だけでなく、登場人物たちの相関関係も好ましかったです。
フロイラインだけはケバいとずっと思ってました。
<声優、作画、BGM等>
豪華声優陣だったので安心して見れました。
作画も非常にきれいな部類だと思います。
どちらかというと女性向けな作画かもしれない?多分?
BGMも良かったですね。
クラシックっぽくてシェイクスピアともよく合っていたと思いますし、
EDは少し明るめの中にも寂しさが感じられて好きでした。
回にもよりますがEDへの入り方も良かったと思います。
<まとめ>
作画は多少女性向け感(イケメンたっぷりなとこ)はありますし、
少女漫画っぽい主人公の心の声みたいな演出も多用されてるし、回想シーンも多いしで、
好みは分かれそうです。
が、それを踏まえても最近見た中ではかなり上位の満足度でした。
みなさんもぜひ。