moaimoai さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
★続けますか?潰れますか?★
{netabare}
ラスト3話
「自業自得」と他人事として単純にdisることが出来ないのは、大なり小なり千歳のような経験があるからなんだろうなぁ。
ふと気付いたときに周りが一皮向けて一回りもふた回りも成長していて
そのときに素直に相手を認めたり、受け入れることが出来ずに胸の奥のとっかかりがズキリと痛む。。
そんな自分の小ささにも嫌悪感を抱えて…
けど、私から見て千歳が凄いなぁ と思ったのは
やっぱり"良くも悪くも素直なところ"
多くの場合、自分が上手くいっていないとき、状態・状況が良くないときに本音を腹の奥にしまってその場を上手く立ち回ろうとする。
そこを千歳はそのまま顔や態度に出してしまう。
現場の雰囲気とか、相手がどう思おうと一番に自分の気持ちが出てくる
「いつまでも子供のまま」なんだけれど
自分の気持ちをさらけ出せてるわけで(意図せずとも)、万人に受け入れられなくても、そのことでどれだけ傷ついても
ちゃんと気持ちが届く・伝わる人が少数でもいるんですよねぇ
むしろ上手く立ち回っているだけでは決して出会えない人で
自分の状況・状態(世間体)に関係なく、信じてくれたり助けたりしてくれる(形としては叱咤激励であっても)
渡航さん、、この辺りの誰しもが「チクッ」とするような描写と
けど投げっぱなしではなく、どんな状況にも希望があること
かと言って現実味のない夢物語でシラケさせるのではなく
一見救われてそうで、実は大して状況が良くなったわけでない
ただその「大して」の中に確かな前進(前向き)があること
千歳を中心に各キャラから改めて大切なことを教えてもらった気分で視聴しました。
九頭Pは絶対に上司にも同僚にもしたくないがwww
{/netabare}
----------------- 2016.11.8 -----------------
{netabare}不快感を抱えながらも視聴はやめられない。そのさじ加減(気持ち悪さ)をどこで崩壊させるか・どの程度の決壊かを楽しみにしている(た?)。
各キャラのデフォルメ具合に
原作者の業界に対する個人的な怨念なのか因縁なのかトラウマなのか
人の"裏"の部分が延々強調されていく。
といっても"負"とか"陰"までの深みはない…。
深みが全くないので5話で千歳が落ち込む姿に何の情もわかず(怒り・ざまあw etc)、「そらそうなるわな。で、続けますか?潰れますか?」といった具合に淡々と視聴する始末。
千歳はクズではない。クズの入り口にも立っていない手ぶら(勿論NOT下ネタの方)で戦場へ行くようなただの世間知らず。
あのコメントで応えているのならまだまだピュア(未成熟)で素直な反応。というか、自分がコントロールできないことに対する耐性(一つにはスルー力)が低いのは20前後の若者ならよくある話。
千歳にとっては初めてのことかもしれない(今後、家族エピソード※トラウマ・性格形成の背景etc 出てくるかもしれないが)。
まともな感覚があるから、ちゃんと傷ついたんでしょうに。
と、冒頭の決壊具合に対する期待は「ガッカリ」で終わったものの
ようやく千歳にとっての、物語のスタートライン
けど原作者がもっと拗らせても、それもまた面白い(超絶不快感を抱える可能性は高いけど、記憶には残る)。{/netabare}