パムルガ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
全てが響いた訳ではないが、それでも今年NO1の作品。
1期をリアルタイム視聴後、原作小説3巻プラス番外短編集を揃え2期決定大いに嬉しかったですし1期同様当然2巻目まるまる1クールと踏んでいましたが…
まぁ要らない所だけ削いでくれてるので大筋は変わりませんが3〜4話の流れは少し飛ばしすぎ。優子パイセンのシーン一部削られたのは痛かったです。また関西大会の大阪代表秀大附属のシーンは北宇治全国出場の要になったので多少は欲しかったかな。
しかしながらここまで全ての項目においてほとんど不満は無く三日月の舞フルverは小説では味わえない所です。映画聲の形でも話題になった最高水準の作画も相まり今後とも期待するばかり。音楽面も1期上回る勢い、サウンドスケープはフャンならフル試聴必須です。
6話より原作小説3巻突入ですがこの3巻目はそれまでの1巻、2巻が前座と思う程の最高のシナリオ(フィナーレ)です。ここの魅せ方によっては自分の中でまどマギに並ぶ最高傑作になり得るので最終話まで楽しみにしています。
12話まで視聴 こんなもんですかね。
5話までのクオリティはどこに行ったのか6話〜8話まではもどかしい展開、9話はかなり良かったが10話の過剰演出も少し…6話からの小説3巻目は自分の中でかなりの物だったが残念ながら良さが余り反映されておらず今週の12話はガッカリでしたね。演奏シーンも全くなく(まあここは想定内だが)表彰式もその後も淡々と、いつからこんなダイジェスト風になったんだろう。原作では銅賞で言葉も出ない久美子達とゴールド金賞の清良女子との対比が良い描かれ方をしてましたがこれでどうやって感情移入すれば良いのか。この話が良ければ4.8くらいはキープ出来ましたが非常に残念です。
12話はBパート以降惰性の視聴になったので冷静に再度視聴。やはり表彰式のシーンは納得いかず。ここだけは欲しかった。とういか原作を見てこの形になれば最高というのを描いておりそうはならなかったから残念という個人的な話ですね。この辺りについてはかなり読み返してるので余計に残念の思いが強くなった所です。いわゆる良くない原作厨ですね。
ただ視点を変えればアニオリ麻美子との下りはちゃんと終いを付けたなと感じましたし、最終話予告見ましたが隙のない、この物語を締めるのに相応しい最終話になるだろうと感じました。期待しています!
視聴を終えて。
見終わってから2時間程は大きな余韻がありましたが今は余り覚えていません。まぁ忘年会シーズンのせいですが。
ほとんどアニオリの展開でしたが期待通りの出来で演奏回想シーンは泣いてしまいました。トランペットソロ時の香織先輩がアップが特に印象的でずるいな、泣かせ所をわかっているなと感じました。演奏シーンも卒業生→在校生→卒業生へと長い尺を取ってくれて12話のモヤモヤも多少払拭されました。その他卒業別れシーンでの少ないながらも各部員に焦点を当てるなど実に丁寧な作り、特にこの13話は丁寧さがより出ていたかと思います。ラストは大体予想通りでした。
結局大きすぎる期待値を超える事は出来ませんでしたが京アニがしてくれて、また武田綾乃という無名に近い作家を見つけてくれてありがとうという気持ちです。BD購入は控えますがまた振り返るだろうと思える作品でした。
1期は未レビューですが星評価とお気に入り登録。