れく さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
超能力社会を生きる4人の女の子の日常
何年か前に見終わっていましたが
また見てみたいと思い、再度視聴しました。
私はアニメの視聴において
作画次第で見る見ないを決めたりしますが
この作品の絵は本当に好きです。
加えてキャラクターの個性や音楽、声優さんも
申し分ないほど素晴らしいと思います。
2クールで2つの物語が構成されていますが
飽きることなく最後まで見ることができました。
今作でのキーキャラはやっぱり佐天さんですかね。
超能力で評価が決められる社会で
メインキャラの中でも唯一レベル0である彼女。
学園でも指折りの能力者である美琴や
高位の能力者である黒子が身近にいるからこそ
自分の無力さや劣等感を感じる機会が多く
また超能力への憧れも強く、自分という存在に葛藤します。
逆にそんな彼女が身近にいるからこそ
美琴も自分だけでは気づくことができなかった
自分と違う立場の人たちの気持ちを理解することに繋がっていきます。
佐天さんの言葉でいう「能力なんかよりずっと大切なもの」を
各キャラクターの心の成長と共に見守っていける作品です。
全体を通して木山先生とこどもたちのお話でもありますが
最終話はとても感動しましたし、見て損はないと思います。
個人的には禁書目録よりこちらの方が好きですね。