ダレイオス さんの感想・評価

2.9
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態：観終わった

ハルウララがチョット速くなったみたいなアニメかな

まず思うことは、作画ヤバいな・・・が印象的ですね。
作画の評価は自分は最後にまとめることが多いですが
そうさせてくれない酷さかな
海の作画とか雑だし開始直後なのに酷い。
冒頭で女の子のサービスシーンがあるのだけど
とてもエロいと思える作画の質はないし、演出面も酷いので
開始１０分以内でこのクオリティーとかありえないな・・・と思ってしまう。
妙にアップに映し出される不自然な作画とか手抜きな作画が目立ったり
背景が無茶苦茶手抜きだなと思えるシーンがあったり
圧倒的に動かない作画に驚いてしまうなど
作っている人のやる気のなさは異常だと思う。

ストーリー展開も作画のレベルに合わせて異常にゆったり進みますね。
おそらく早く進むすぎると作画が大変だからなのではないかと
考えてしまうほど作っている人の裏事情が感じさせられるかな
主人公がヒロインを迎えに行って一緒に通勤（通学かも？）して勤務場所（学校かも？）につくまで
現実時間で５分って、恐ろしいまでの引き延ばしだと思う。
全体的に無駄な引き延ばしシーンが多いな

ストーリーは正体不明の化け物の敵と戦うよくあるものかな
そして主人公、壱弥はその敵をやっつける部隊みたいですね。
正直ありがちなストーリーで見る気が失せるかな
一体このネタいくら使いまわせばいいのかと考えてしまう。
正体不明の化け物と戦うので戦闘シーンもあるのだけど
絶対に狙ってやっているだろうと思えるおふざけなシーンも多く、ギャグアニメにしか見えないなど
戦闘シーンは開き直ってやっていたと思う。
まともな戦闘シーンとしては楽しめないがギャグアニメとしてなら
何とかギリギリイケそうな感じかな
でも出来が悪くて笑える部分が大きそう
そのあたりを評価出来るかとなると悩む所でもあります。

ただ、最初はコメディーギャグなのはわかるけど、それだけでは楽しめるものにはなってないかな
このアニメ丁寧というよりは引き延ばしシーンばかりなので
面白い作りには見えなかったな
何か昔いた競走馬「ハルウララ」を見ている気分かな
あまりにもレベルが低いのでチョットでもいいシーンがあったら褒めてしまいたい出来ですね。
別にたいしたことないのに「ハルウララ」がチョット速くなったら大騒ぎするような感じかな
序盤はあまりにもレベルが低い所でやっているアニメだと思う。

シリアスもあるのだけど急すぎるのでどうも付いていきにくいな
ただ、途中からはまじめな話になったかもしれませんね。
あるキャラが突然立派な言葉で壱弥を説教していたのは驚きました。
このアニメ、急に何やる気出しているのかと思いましたね。
壱弥も急にカッコ良くなったり作風は途中からは見れなくはない気がします。
他のキャラも重みのある重たいセリフを言いだしたり
キャラの心理描写も良くなってシリアスだけど
キャラ同士での会話がお互いに言っている意味がわかってくるし
言葉の重みが出てきてストーリー性も出てきたかな
何だか面白くなってきた感じがしました。
途中から戦闘シーンもある程度の緊張感は出てきたし
ギャグ色が薄れまじめな戦闘になりました。
そのおかげで「ハルウララ」がチョットは速くなった気はしましたね。
しかしながら、最初がアレだったので普通になったくらいかな
でも最初はありがちなアニメと馬鹿にはしていたので
この変わりようは驚きであることにはかわらないな

演出も良くなってきたかな絵自体はショボイのだけど
雰囲気は場面場面で合ってきたし、劇中曲もいい感じに流れて
視覚的にも意外に見れるなになっていき
普通の意味で楽しめるようになりましたね。
ただし、もの凄く面白くなるわけではないかな
作画上の都合のあるのだろうけどテンポがいいわけでもないし
敵は演出で何とか誤魔化しているけど棒立ちなので（敵の設定上そうなのかもれないけど）
よく考えればたいしたことがないとか感じたり
色々悩まさせる展開ばかりかな
ストーリーも見れるようになったと一旦は思ったけど
よくよく考えればやっぱりどこかで見たことあるぞだし
やっぱり開始直後のレベルがあまりにも低いので
それがある程度の水準になったので楽しめる部分が大きいかな
謎の部分も聞いていれば、そりゃ無いんじゃないの？と
無理があると思うので謎の部分は驚きよりも
言っている意味はわかるけど、無茶なと感じてしまう。
後半は無理な話をずっと聞かされていた感じで辛かったし
雰囲気や演出は良くなっているものの
絵自体は良くないのあって見ていて辛かったな

声優さんについては壱弥役の斉藤さんは鼻に付く喋り方が役としては
良かったと思うし、全体的にシリアス時の感情的な場面での
演技力はいいなっと思えることが多かったです。

作画的に作っている人のやる気のなさや
無駄な引き延ばしシーンの連続で酷いなと思って
最初は馬鹿にして見ていたけど、途中から雰囲気が良くなり
意外に良くなったなと思って見ていました。
ただ、最後は無茶だなと感じながら見てましたね。
最初の想定していたラインよりは面白かったけど
満足するには至らなかったな
最初酷かったせいで良くは見えるものの冷静に考えると
それ程でもないかな？が本音