にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
短編でありながら深い作品
Key作品の短編PCゲームが元になっている。
個人的にKey作品はそこまで好きではないんですが、
ちょっと心にグッと来るものがありました。
{netabare}
封印都市の中にいたロボットの少女 ほしのゆめみ
その封印都市に踏み入った屑屋という1人の青年の物語。
封印都市になってしまった荒んだ廃墟だらけの待ちに置いていかれたゆめみ。
置いていかれたとも思わず、「迎えに来る」との言葉を信じ待ち続けているゆめみ。
ロボットなので考える知能を持たず、やってきた青年を客として向かえ
自身の仕事である、プラネタリウムの上映を開始します。
しかし、もうプラネタリウムにもガタが来ていて上手く作動せず、
青年が必死に直します。
ロボットっぽくない外装のゆめみではありますが、
どこか不器用で、理解力に乏しく、人間との違いがよく描けていたと思います。
映像、音楽ともに素晴らしく
ゆめみの語りでの上映されるプラネタリウム解説のシーンは思わず魅入ってしまいました。
正直、オチは分かっていたつもりです。
ただ、余韻が残るラスト。{/netabare}
こういう、短編でありながら、最後余韻に浸れ、心が温まる作品っていうのが、
良作品ともいえるんじゃないかな~って思った。