四畳半愛好家 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ゲームだからこそ楽しめる裁判?
ゲームのアニメ化って一見簡単そうに見えて難しいところも多いみたいですね…。裁判シーンの緊迫感や真剣さは、自分がプレイしてるからこそなんだと痛感しました。視聴作品としてみると裁判にリアリティがないですし、ガバガバすぎて引き込まれない…。それでも最後まで観られたのは、軽さがそれなりに心地よかったからかなぁ…。
以下感想詳細
物語:先ず、BPOに『テレビ局が薦める「青少年へのおすすめ番組」』の一つとして挙げられてることもあって、原作より子供向けの作品となっています。(援助交際設定とか重たいシーンとかはカットされています。)そのせいか空気が原作以上に明るくて、少し違和感が…。裁判はゲームでプレイする分には丁度良い難易度なんですが、鑑賞作品としてみたらやっぱり子供向け過ぎます。裁判官とか登場人物が無能すぎて…。
敢えて、原作と離れて、アニオリの事件なんかを混ぜてみても良かったかも?
声優:アニメなんで原作と違うのは仕方ない。基本的には問題なしだと思います。
キャラ:個人的には御剣が好きなんですけど…あんまし格好良くなかったかな…
作画:割と酷いかと。期待して観た1話から作画でがっかり。キャラデザも安っぽくて格好悪いし…。不満な部分の一つ。OPですら作画が怪しい…。
音楽:悪い曲だとは思わないけど、子供向けっぽいOP。アニメ終わったし、もう二度と聴かないと思う。
総評として、この作品はゲームのほうをお勧めしたいです。
ただ慣れてくると、終始退屈ってほど酷い作品ではなかった気がします。
ゲームのアニメ化って失敗しやすい感じはありますよね(もちろん成功例も多いですが…)。ギャルゲとかだと、好きなヒロインが視聴者でバラバラなので、単純に難しいと思いますが(全ヒロイン平等に攻略する「アマガミ」は例外?)、格ゲーとかアクションものも何故か苦戦すること多いですよね…
自分で物語を作っていく感覚があってこそのゲーム。鑑賞するアニメとは、面白さのベクトルが違うのかも知れません。