七色折り紙 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SF要素を取り入れた経済・仕事ドラマ
〇内容
「先行技術開発部 教育開発室」通称「A-TEC」(エイテック)は昼は学園で学び、放課後は学園の経営母体である霧羽家が中心となって経営している「霧科コーポレーション」の社員として発展型試作ロケットの開発に携わる会社組織の一部門として機能していた。
しかし、霧科コーポレーション専務の霧羽ユウジの思惑によって、多額の予算を費やしながら一向に成果が上がらないA-TECを解散させるために、弟の霧羽ナギサを差し向ける。
霧羽ナギサはこうして転校生兼、彼らの上司としてA-TECをつぶす命を受けA-TECにやってくる。
霧羽ナギサ自身は過去のある一件で霧羽家そのものに恨みを抱いており、今の状況の中で何とかまず兄、霧羽ユウジを潰すことを画策しながら物語は展開していく。
〇感想
・宇宙技術部門を巡り繰り広げられる社内の上下や派閥の摩擦と宇宙技術をどのように使うかというエンジニアたちの製作理念とのすれ違いなど少し難しめなことが描かれているが、物語の構造自体が王道的でとても安定しているので楽しめた。
・主役が機能していない物語が多い昨今安心して見れる物語の一つだと思う。
・ただ学園要素を取り入れた意味がほとんど皆無で物語にも伏線にも関与していなかったのが少し惜しかったなぁと思いました。
・キャラクターも可愛いので目でも楽しめると思います。