二足歩行したくない さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
40年近く前の作品なのに文句なく面白かったです
言わずと知れた機動戦士ガンダムです。
10代後半頃に一度見たのですが、再視聴しました。
スペースコロニーの一つがジオン公国と名乗り、地球連邦政府からの独立を挑むが、これを良しとしない地球連邦軍とジオン公国軍との戦争の話です。
たかだか一スペースコロニーでしかないジオン公国軍は、軍事力が圧倒的な地球連邦軍に対峙するため、人形機動兵器 モビルスーツを実践投入し、戦争は膠着状態になる。
主人公のアムロ・レイの住むコロニーにもジオン軍のモビルスーツ ザクが入り込み、戦闘状態となる。
混乱の最中、極秘に開発された地球連邦軍のモビルスーツ ガンダムに乗り込んだアムロ・レイはそのまま戦争に見を投じる。
ギャグや日常パートが少なく、基本的に真剣な作品なので、00年台あたりからアニメを見始めた新参にはしんどく感じる内容かもしれません。
ただ、ファーストはなんだかんだで見ている作品なので、一般教養の一つとしても視聴しておくことをおすすめします。
ストーリーのバックボーンとして、過去作での成功事例、おもちゃ販売の戦略、視聴率低下による仕切り直し、そして打ち切りでの終了という“うんちく”がありますので、視聴後にはあわせて確認すると、飲みの席でも滑らないかと。
内容は私個人的には大変楽しめました。40年近く前の作品なのに文句なく面白かったです。
ただ、主に恋愛部分、スレッガーとミライ、ハヤトとフラウ、アムロとララァのそれらに関しては唐突すぎる風に感じました。
あと、ザクレロやギャンが個人的に大好きなMS/MAなのですが、瞬殺なのでがっかりです。
ブラウ・ブロなども満を持して登場した割にはすぐに落ちます。それだけアムロが、ガンダムが優秀であるということなのでしょうけど、本作単体ではそれも伝わらないので、もう少しジオンのMS/MAにも花を持たせても良かったのではと思いました。
このあたりは不要な展開をざっくりカットして、説明不足なところを充填した劇場版のほうが、不満なく見られると思います。