anime さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
マクロス初見だったけど普通にハマってしまった
発症すると自分を失って暴徒化してしまう病気が蔓延する銀河で、暴徒に武力で対抗しつつ「歌」で病気を鎮静化する部隊の物語。部隊の名前は「デルタ小隊」、歌い手さんは5人の女の子ユニット「ワルキューレ」。お話が進むと、この病気の原因となる細菌を利用し人々をマインドコントロールして宇宙を支配しようとする種族があらわれて、ことは宇宙戦争に。
往年のシリーズもので名前は知ってたけど実際見たのは初めて。迫力の空中戦の最中にアイドルユニットが普通に流行歌をライブで歌うっていう文章で説明するとなんとも荒唐無稽な話なんだけど、これが意外にマッチするのに驚いた。音楽って大事なんだね。
また、いろいろな設定とか世界観がしっかりしているせいか、ストーリーの運びも丁寧でムダがなく、最後まで飽きることがなかった。一流の人たちが一流の仕事してるって感じで安定感があり、物語の中にすんなり入っていけるし、自然といろんなキャラに感情移入させられる。
特に中盤のメッサー中尉戦死のあたりから最終話にかけては続きが気になって一気に見れる感じになった。敵のロイドさんのメガネについて何のツッコミもいじりもなく流れていくというちょっとした遊びみたいなところも好きかも。まあ最終話の後半になって告白きっかけで大逆転っていう展開にはさすがに「うそ・・・だろ?」ってなりかけたけど、「これがマクロスなんだよ」って誰かに言われた気がしておさまりました。
さすがの傑作だと思います。