TimuTimu さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルなし
この作品を視聴するのはおそらく2回目です。1回目は小学生くらいで見てたとき、2回目は数か月前に見ました。流石に子どもの頃は流石に物語の意味が分からなかったので、全く面白い印象は受けませんでしたが、アイキャッチだけは覚えていました。大人になってから視聴するとこれまた面白いですね。
あらすじは、つい1~2年前に母を亡くした主人公の本田透さんと異性に抱きつかれると十二支の動物になっちゃう草摩家族の同棲生活を描いたラブコメです。
見所はラブコメでありながらヒューマンストーリーだということ。ヒューマンストーリーは少女漫画にありがちだが、この作品は差別や偏見を題材としたヒューマンストーリーです。僕が一番草摩家に近い存在だと思ったのは障害者ですね。当時は授業の課題で障害者の事について調べてた時期でもあったのでそういう風に感じただけかもしれないだけなのですが、紅葉と京のエピソードを見てるとそうとしか思えないくらい現状と心情が似ています。
キャラはまあ最後ら辺までは透くんが滅茶苦茶聖人君子みたいな扱いを受けてましたね。作中は他の子もいい子ばかりですね。
後はBGMが素晴らしいですね。OPとしても使えて、挿入歌にするとこみ上げてくるものがありますね。あの作品の半分がメロキュアの「For フルーツバスケット」で成り立ってます。
声優は聴いたことのある声ばかりですが、あきと君の声優起用は慣れるのに時間がかかりますね。まあ大人の事情と言うか、なんというか・・・仕方ないことでしょう(本人自身が歌舞伎の女形らしい)。