ナメ さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
原作ファンは見ない方がいい
特に駆くんルートに特別思い入れのある方はやめておいた方がいいです。
批判レビューなので苦手な方は注意。
{netabare} 作画の点でいえば、原作の再現度が高くて嬉しかったです。ところどころ原作のスチルを挟んでたのもよかったなと。
世界の秘密云々に関する根本的なストーリーに関しては、原作の時点で壮大になりすぎて収拾がつかなくなっていたような気もするので、あえてそこには触れないでおこうと思います。
深琴ちゃんや七海ちゃんの話がどこまでも中途半端なのも、もう尺が足りないからしょうがないだろうな、というしかありません。
個人的にどうしても許せなかったのは、こはるちゃんと駆くんがメインの部分、原作でいうところの駆こはルートの大幅な改変です。
まず2話の時点で嫌な予感がしてました。ゲームでのこはるちゃんは、自分の意思ではなかなか能力を使いませんでした。とあるルートの終盤以外では、誰かに頼まれなければ決して使おうとしませんでした。それを安易に使った時点で脚本に対する不安を隠しきれませんでした。
それでも、まだ6話までは(人によっては7〜8話まで)大きな原作乖離を起こしていなかったため、首をかしげながらも大した不満もなく視聴することが出来たのですが……
終盤の展開は、ただただこはるちゃんが一般的なヒロインとして、駆くんがヒーローとして振る舞うだけの話でした。でも原作のこの2人が好きだった人間として言わせてもらいます。これは違うなと。アニメとして受けるならこの方がいい、という判断だったのかも知れませんが、個人的には一番変えて欲しくない部分が変わってしまっていたので、これならアニメ化しないで欲しかったなと。
音楽や声優さんの演技は素晴らしかったので、アニメが初見の人はそこそこ楽しめるかも知れませんが、原作ファンの人には本当にオススメできないアニメでした。
追記:作画などの評価点がすべて☆1になっていたので修正しました。作画と声優さんの演技だけはよかったと思います。{/netabare}