かしろん さんの感想・評価
3.6
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まさに続編、だが、肩すかしだった
-最終話?まで見て修正-
7/29。
阿良々木暦は目を覚ました。
椅子に座った体制で、その両腕はそれぞれが手錠で固定されている。
どうやら拉致監禁されてしまっているようだった。
カツカツカツと歩く音がした後、扉が開かれる。
光が差す扉に浮かぶシルエットは、スカート姿の女性だった。
巧みな演出で好評を博した化物語の続編。原作未読。「化物語」を見ていないなら見てからの視聴が必須。それほどに続編。
物語:内容は欠片も無し、と言っていいほど何も無い。
元々、物語の内容は大して無く、その演出で魅せていくアニメなのでストーリー的なものは期待していなかったんだが、あまりに内容が無さ過ぎる。
ファイアーシスターズと暦の関係性、ひたぎと暦の関係性の進展、この2つを表現するのに11話は長すぎ。月火の正体もラス前でいきなり新事実が発覚されても戸惑うばかり。代わりにやってるのが暦の性癖と艶話だし。。。
また、見所の会話も、本来話すべき台詞が無いままダラダラしゃべるだけってのが多い。化物語の会話がそうだったが、最後に話すべき台詞があるから、無駄とも思えるその前の会話が良いアクセントとなり、最後の台詞を締めるのに、その話すべき台詞無しにダベられるだけなので辛い部分もある。物語中で思わずニヤッっとしてしまったのは、最後の影縫の台詞のみ。
話の結論もスッキリ感が無く「ん?」って感じ。
作画:化物語よりは演出にしつこさがない反面、作画が綺麗になってしつこい画になった。
陰影がつきすぎてネットリとした画に思える。
好みで言うと化物語の画のほうが好き。
声優:既存キャラのハマり具合は勿論のこと、今シリーズから台詞がある忍をはじめ、新キャラたちも良く合っている。
音楽:1話OPである「staple stable」のアレンジ曲とも言える「二言目」が良すぎた。火憐に月火のOPはそこまで良曲って感じで無い。
劇中曲は良い。
キャラ:新キャラたちも良い個性の持ち主ばかり。だが、既存キャラたちが挙って髪を切ってショートにしてくれるおかげで見分けがつきづらい。
期待が大きすぎたのか、肩すかしだった。
もう少し、内容が欲しい。