じゅん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
3つの立場が「ヒト」を問う
メカはもちろん、人物も全て3DCGで描かれたことで話題になった作品。
穿った見方さえしなければ全然気にならないくらい自然に観れた。
アンジェラはかわいく、ディンゴは渋かっこいい!
どこまでも合理的な新人類、生きることを楽しむ旧人類、偶発的な自律的進化を遂げたAIの、3つの立場でそれぞれの価値観から「ヒト」という存在はどうあるべきなのか、考えさせられる作品。
今作の最終的な敵にあたるのは新人類であったが、正直全く間違ったことは言っていなくて、彼らは彼らにある正義のためにそれこそ「合理的判断に基づいて」動いているところとか、整合性のとれた脚本はさすがの虚淵節と言った感じ。
SFチックな世界観ではあるがよくよく見ると実はSF色は薄め。
それよりもロボット対戦ものの特色の方が強く感じた。
戦闘シーンは劇場で観たかったくらいスピーディーかつ迫力があった。
あと言えることは三木眞一郎さんはあまり歌がうまくない!w
うまくないのにいいシーンだったのでうるっと来た。
彼の歌がばっちりハマっていたら今作の評価に多少変化があったかもしれない。
(注・個人的に三木さんは好きな声優さんですのであしからず)