どらむろ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
男子アイドルたちのお仕事&日常系。ファン向けコンテンツながら、飽きさせないです。
原作は女性向けのキャラクターCDシリーズらしいです。全13話の男性アイドルグループの日常系。
「うたプリ」のハルカちゃんに相当する女子は皆無です。
既に結成されている2つのアイドルグループ内で、各メンバーに焦点を当てたドラマやりつつ、関係性を広く浅く描く感じ。
アットホームな雰囲気と、展開のバリエーションが豊富で飽きさせない。
…2016夏妙に多かった「美男子いっぱいアニメ」中では、比較的面白かったです。
男性アイドルアニメの中では、佳作なのでは。
{netabare}『物語』
男子アイドルたちの日常系&お仕事アニメな感じです。
初回1話で、ファンの少女(姉)と、アイドルに興味なかった弟と交流する過程で、(ほ~、アイドルも良いものだな~)と思った。
アイドル・ファン双方の視点で、アイドルは夢を与える仕事なんだなぁと分かり易く伝わりました。
以降各メンバーに焦点を当てつつ、悩んだり、壁にぶつかるメンバーを、互いにフォローする展開多い。
仲間同士が仲の良い兄弟のように支え合う雰囲気が良かった。
時に心配したり、時に相方の名誉の為に本気で怒ったり、良い関係ですな。
1話完結ながらドラマの質は中々。
またアイドルの仕事は多岐に渡る為、展開にバリエーションあるのも本作のの特徴でした。
時に宣伝イベント、時にグラビア撮影、時に演劇出演、時にドキュメンタリー等々。
その過程でアイドルの誇りや演技者としての壁に挑む真面目な話(4話)があるかと思えば、ユルめの日常系あったり。
かと思えば、オカルトめいたハートフルな感動話(5話)あり。
怪奇路線からの、コミカルな話もちょっぴり楽しい7話。
意外と「ちょっぴりフシギ系」の話多く、飽きさせない。
8話のツキウサ回は完全に世界観が違ってて意外でした。
ファンシーでかわいい話でした。本作は宇宙人や幽霊や怪奇現象も普通にある世界観なんですな。
9話以降はキャラドラマを掘り下げる展開中心、ファンではないのですが、仲間同士の絆と結束感じさせ、普通に良かったのでは。
10話のドッキリ回は、身内ネタでファンでもないとイマイチなんですが、ファンサービス的にはアリか。
ガンダムシードネタはツボでしたw
12話もドタバタしててコミカルな一方で、結束の総決算な感じ良かった。
13話は丸々ライブシーン。
さほど良くはないものの、纏めとしては良いのでは。
…総じて、どちらかと言うと前半の方が面白かった(1話4話5話)ですが、後半も各キャラの個性と仲の良さ感じさせ、悪くは無いです。
ファン向け作品としては良く出来ているのでは。
生憎私は男性アイドルに興味は無いのですが、それでも彼らの魅力の一端は伝わりました。
単純に、各話が面白かったです。
…ただ、広く浅く、なので、強く印象に残る程ではないです。4点か迷った。
『作画』
キャラデザは美少年揃いで良いのでは。
3DCGのライブシーンは頑張ってはいましたが、今一歩かも。
『声優』
少年ハリウッド声優など、男性声優陣優秀です。
1話の弟君の松井恵理子さんのショタ声良かった。紅緒様…。
『音楽』
流石のアイドルアニメ、楽曲は豊富だし、声優陣の歌唱力も見事(多分)
ただファンではない私には、琴線に触れる曲は無かったです。
『キャラ』
うたプリのハルカちゃん枠が不在なのは、男子視聴者的にマイナスかと思いきや…
非常に人数多い割には比較的キャラ付けが分かり易く、また年長組と年少組に分かれて各々兄役と弟役やっている感じが良かった。
キャラ名が陰暦の月(睦月如月弥生…)になぞらえているのも(比較的だが)覚え易かった(覚えられたとは言ってない)。
…個別キャラ名は顔と名前一致しませんか、年少で健気に頑張っていたり、思いやりがあったり、年長者も各々悩みがある等、好感持てます。
ゲストの方が覚えてます。
1話の俊平君(アイドルオタの姉の言いつけで渋々サイン回に行ったショタ)が一番かわいかったかも。お姉ちゃんも可愛い。
4話のプロ意識高くアイドルを軽視する俳優も、最初イヤな奴かと思いきや、最後はデレて好印象。
誇り高き演技者の先輩として、良いキャラでした。
ツキウサたちは…ファンシーでかわいいです。{/netabare}