ねごしエイタ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
FABって、了解という意味なんだろうなぁ?
人形劇で放送された「サンダーバード」の初めての放送が、約50年前だったとかNHKで放送前に言ってた。というと、その頃に私は生まれてもいない。私の幼い頃に見たことがあったのは、再放送だったんだぁです。って、私の母親が、見ていたというから当たり前かぁです。NHKだったか幼いときとその数十年後、学校行ってた頃、テレビ東京で見てた記憶があるです。
「サンダーバード」のCGアニメによるリメイクなんだなぁです。最先端の救助メカ、サンダーバード1号、2号、3号、4号、5号で主に救助活動をする兄弟たちインターナショナル・レスキューと仲間の活躍を描いているです。そこにフッドというスキンヘッドの悪者が、時折絡んでくるです。「国際救助隊」よりもカッコいい名前です。
ほとんどのキャラに人形劇の面影が残されているけど、トレーシー兄弟の末っ子のアランは、違ってるですねです。4男のゴードンも髪型なのか何か違うようなです。お婆ちゃんもブレインズも感じが違う気がするです。この「ARE GO」では、父親のジェフ・トレーシーが最初から亡くなっていることになっていて、ケーヨという新キャラが加わっているです。
昔の人形劇にできなかったキャラの表情の変化が分かるようになったし、細かい動作も見られたと思うです。模型などもかなりきれいなような気がするです。
長男のスコット面白かったです。印象に残ったのは、ピラミッドが出てきた回で、{netabare}弟のゴードンとペネロープ、パーカーが閉じ込められてしまったときに、その原因を作った欲深い考古学者に「弟に何かあったらただじゃ置かないぞ」掴みかかって怒ったことこと。ハレー彗星にテレビ中継の宇宙船が無謀に接近しようとするとき、相手に聞こえないのに家で危険だ!とか言って身を乗り出したシーンが{/netabare}面白かったです。家族思いのお兄さんです。
通信役だけの次男のジョンがここでは、いろいろ活躍あったのも新鮮な気がしたです。宇宙での活動も多く物語にうまく組み込んでいて、通信衛星なはずのサンダーバード5号もレスキューに活躍してた所が凄かったです。
3男のバージルもどこか男らしくみえるし、4男のゴードンは水中だけの活躍にとどまらなかったでしたです。末っ子のアランは、正に少年という感じで少しチャラチャラしてるように見えるけど、レスキューに関してはやるときはしっかりやる感じだったです。
ペネロープとパーカー。特にパーカーの活躍が忍者だったり、どこか泥棒みたいな感じだった所、面白かったです。
ただ後半に出てきたシルビアおばさんの声優さんが、超有名人だけど高齢もあって活舌など演技力、かなり酷かったです。これには、他の声優さんの演技を艶消しにしているようで、残念だったです。
アニメの進行が、相撲や他の特番などで後回しみたいにされ、遅かったことも残念だったです。
昔の人形劇のほうが良かったと思う人もいると思うけど、これはこれで私としては悪くないというより、良かったと思うです。
最後も人情劇と同様、終わりらしくない終わり方だったのも、このアニメらしいのかなぁです。{netabare}誰かさんが負け惜しみの捨て台詞履くけど、まだ次回もあるのだと知らないと勘違いするです。{/netabare}