「ラブライブ!The School Idol Movie(アニメ映画)」

総合得点
73.2
感想・評価
699
棚に入れた
3564
ランキング
1048
★★★★★ 4.1 (699)
物語
3.8
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.3
キャラ
4.2

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Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

μ'sの集大成…

この作品は「ラブライブ2期」の続編となっています。物語の内容に繋がりがあるので前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

前作におけるμ'sとA-RISEの白熱した直接対決は圧巻でした。
もうμ'sを見れるのはあれが最後だと思っていましたから…
でも、この劇場版でもμ'sの破竹の勢いは増すばかり…

学校のためにラブライブに出場して大好きな歌を大好きな仲間と一緒に歌いたい…
そんな願いから始まったμ'sは、今やラブライブの成功に向けて後押しをする存在にまで成長していました。
そんな彼女たちを待ち受けていたのは…何と海外でのライブだったんです。

英語が話せない…右も左も分からない…
一人ひとりだったら行動すらできなかったでしょう…
でも9人集まって生まれるパワーは半端無く、多少のトラブルがありましたが予定をしっかりとこなしていきます。

ここでのテーマは「自分らしさ」
これまでは、ラブライブを目指してずっと上を向いて走り続けてきました。
走り続けた結果が今その時の「自分らしさ」だったと思います。
でも劇場版での自分らしさは少し趣向が異なっており、自分たちの本来あるべき姿を考えるように軸足が移ったと思います。

これもμ'sに頑張ってほしい…もっとμ'sの歌が聞きたい…と周りのみんなが願ってくれるから…
9人で…μ'sとして活動するのは楽しいし嬉しい…
こんな時間がずっと続けば良い…ファンの人はそう思ってますが、何よりメンバーのみんなの方がずっと気持ちは強いです。
だってこれまで自分たちを支え続けてきてくれた大切な声です…鶴だって恩返しをするんです。
μ'sのメンバーだってみんなの気持ちに応えたい思いで一杯です。

スクールアイドルと言っても所詮は学生…
ですが、海外ライブの大成功によりこんな当たり前が通用しなくなるほど周りが盛り上がってしまったんです。

ここからのテーマは「μ'sの在り方」
みんながμ'sの背中を押してくれます…
ここから先に考えを進めるのは…正直辛いです。
正解は無くきっと答えも一つじゃない…だからこれは全部を救う事のできない選択…
その選択を迫られているのは弱冠高校2年生の女の娘なんです。

せめて自分たちが納得できる選択を模索して欲しいところですが…
きっといっぱい考えて、いっぱい話し合って答えに辿りついたんだと思います。
でも一番大変なのはそこじゃない…
思いを伝えること…そして形にして繋げていくこと…
彼女たち9人の葛藤と奮闘の様子は是非本編でご確認いただきたいところです。
前作の直接対決も圧巻でしたが、この劇場版でも質の違う圧巻が楽しめる事間違いなしです。

主題歌は「僕たちはひとつの光」
挿入歌は全8曲…学年ごとに異なる局が用意されている上、作詞は全て畑さんという気合の入りようです。

約1時間40分の作品でしたが、μ'sがラブライブで優勝してから伝説になるまでのサクセスストーリーと考えるのが一番しっくりしました。
2期終盤でも燃え尽き感はありましたが、この作品を見ると2期のままでは不完全燃焼で、この作品で真っ白な灰になるまで燃え尽きた…という感じがしました。
μ'sにとって一番良い結末が迎えられたのではないでしょうか。

投稿 : 2016/10/09
閲覧 : 256
サンキュー:

24

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