「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス(TVアニメ動画)」

総合得点
69.0
感想・評価
797
棚に入れた
3986
ランキング
1939
★★★★☆ 3.7 (797)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦闘シーンは格好良い。シナリオは可もなく不可もなく。

何人かの有名監督と組んでシリーズ構成を担当し、『ガールズ&パンツアー』『カレイドスター』『けいおん!』『たまこまーけっと&たまこラブストーリー』といった青春系の爽やかな名作・良作を連発している吉田玲子氏の手掛けているロボットアニメで、11月には新作続編映画も公開される作品、という事前情報に惹かれて視聴してみました。


※用語メモ

・GDF(Global Defence Force、全地球防衛軍)←宇宙から太陽系に侵攻してきた謎の軍事組織ウルガルに対抗するために結成された地球側の軍事組織。
・MJP(ミリタリ-・ジュニア・プレアカデミー)←GDFの年少兵養成特務機関のこと。しかし第1話のザンネン5の活躍のあと、マスコミ報道によって、ザンネン5=MJP=Majestic Prince という愛称が定着してしまった。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=========== 銀河機攻隊マジェスティックプリンス (2013年4-9月) ========

{netabare} ^^^^^^^^^^^^ OP「私は想像する」、ED「サヨナラっていう」 ^^^^^^^^^^^
 - - - - 第一章「新兵たち」 - - - - - - - - - - - - - - -

第1話 出撃 ★ 新型機動兵器アッシュ、サルヴァーレ作戦(GDF最前線基地ウンディーナ撤退支援任務) ※OPなし
第2話 ヒーロー誕生 ★ 監視レーダー再配置任務(GDFウルガル戦線宙域)
第3話 奇襲 ★ ナイトブロウ作戦(木星軌道ウルガル定期航路)
第4話 喪失 ★ 続き
第5話 小惑星基地潜入作戦 ★ ナヴァロン作戦(小惑星R221上ウルガル基地)
第6話 卒業 ☆ 模擬演習(富良野グランツェーレ都市学園)

 - - - - 第二章「絆」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

第7話 欲望の牙城 ☆ サンダーボルト作戦(準惑星ケレスGDF前線総司令部)
第8話 ケレス大戦 ★ 続き(準惑星ケレス近郊)、イズル&ジアートの対面
第9話 開示 ★ テオリア&ダニールの情報提供(ウルガルの狙い)
第10話 狩るもの、狩られるもの ☆ GDF秘密事項ブリーフィング
第11話 オペレーション・アレス ★ 火星地表マリネリス峡谷座礁の敵艦潜入任務
第12話 シークレットミッション ☆ 広報任務(ケイ&タマキ)、宇宙ST内の休日(イズル)

 ^^^^^^^^^^^^ OP「PROMPT」、ED「アリガトウ。タダイマ。」 ^^^^^^^^^^^
 - - - - 第三章「激闘」 - - - - - - - - - - - - - - - - - -

第13話 孤高のエース ★ 新型アッシュ、二重人格者アンジュ、イオウトー作戦(GDF採掘拠点ヴェスタ基地)
第14話 アッシュの影 ★ ゴライアス作戦(シップグレーブ・アトラクター)、対ジアース再戦
第15話 ヴェスタ防衛 ★ 最前線ヴェスタ基地防衛戦、ウルガルの地球側情報解析
第16話 君のヒーロー ☆ GDF他各経済圏における会議 ※ED「僕たちは生きている」
第17話 都市学園防衛戦(前篇) ★ グランツェーレ都市学園防衛(地球・富良野ラベンダー畑)
第18話 都市学園防衛戦(後篇) ★★ 続き

 - - - - 最終章「輝〈ひかり〉」 - - - - - - - - - - - - - - -

第19話 ディープリーコン ★ イーグルランデッド作戦(木星付近・ゲート) ※ED「Respect Me」
第20話 宿命の遺伝子 ★ 待機・調整 ※ED「心はひとつじゃない」
第21話 決戦前夜 ★ ヘブンズゲート作戦 ※ED「僕たちは生きている」
第22話 オペレーション・ヘヴンズゲート ★ 続き(木星付近・ゲート) ※ED「僕たちは生きている」
第23話 アーレア・ヤクタ・エスト ★ 続き(同上)
第24話 宇宙に散る花 ★ 続き(同上) ※OP/EDなし{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)18、☆(並回)5、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.8


======== マジェスティックプリンス 新作特別版 OVA (2016年9月) =======

第25話 未来への翼 ※未視聴(TV版と劇場版をつなぐストーリー)



==== 劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子 (2016年11月予定) ====

全1話 ※未視聴(完全新作)


◆総評

前記のとおり、シリーズ構成=吉田玲子氏ということに注目して見始めたのですが、キャラクター・デザインが『機動戦士ガンダムSEED』と同じ人(平井久司氏)だったんですね。

そういえば本作の内容も、{netabare}アイバイザー常時着装の偉い人が登場したり、敵側から寝返った高貴なヒロインが登場したり、機動兵器のパイロット達が実は遺伝子操作によって生み出された悲劇の少年・少女達だったり、戦闘中に主人公がSEEDが弾けるように覚醒する{/netabare}点が、何となくガンダムSEEDを彷彿とさせました。

しかしそこは、

①部活ないしバトルものであっても、注目のバトル・シーンだけでなく、その前後の何気ない日常シーンにも同じくらい工夫を凝らし、
②シナリオを余りゴチャゴチャしたものにせず、なるべくすっきりした分かり易いものに絞り込み、
③締めは、主人公や仲間達だけでなく相手方にもなるべく華を持たせるようにする

・・・という作風に定評のある吉田玲子氏らしく、ガンダムシリーズによくあるような、(1) 途中までマンネリ気味にダラダラと話を引き延ばしておいて、(2) 終盤になって急にバタバタと主要人物が死んで行き、(3) そして突然オカルト現象が起きて余りスッキリしないエンドを迎えてしまう、というパターンには陥っていない点は評価したいと思います。

ただ、宇宙からの侵略者に立ち向かう絶体絶命の地球防衛軍、みたいな基本プロットを持つはずのロボットものでは、やっぱり吉田玲子氏の作るシナリオは、どうしてもヌルく中途半端に見えてしまう気がします。

それこそ「ザンネン・ファイヴ」「ガッカリ・スリー」みたいなもので、悪くはないのだけど、ロボットものとしてはイマイチ薄味で印象に残らない作品となりました。

投稿 : 2016/10/08
閲覧 : 527
サンキュー:

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