「響け!ユーフォニアム2(TVアニメ動画)」

総合得点
89.1
感想・評価
1601
棚に入れた
7177
ランキング
92
★★★★★ 4.3 (1601)
物語
4.2
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春時代の悩みをうまく表現したアニメ…圧巻の5話だけでも傑作と言いたくなる作品

一期の出来から二期も絶対に面白いと確信しているこの作品。高校生達の感情や立ち位地、部活、友人や先輩達との距離感、絶妙な描き方で本当に良く表現されています。もう1話見ただけで満足になってしまいました。

1話…一時間SPは本当にスペシャル
{netabare}いきなり意味深な雪で始まった…と思ったら一期最後の場面からスタート、あの感動が再び。
夏休みも練習、もうスケジュール組まなくとも北宇治の生徒は意識が高くなっていて、自ら挑む覚悟ができていました。そこに現れた辞めた部員の戻りたい問題。ポニテ先輩やデカリボン先輩とも絡み、さらに映画でチラッと出てきたみぞれも加わり、2年生達の周辺が騒がしい。はたして希美の復帰願いは届くのか?

一時間があっという間でした。二期は一期以上に対人関係の話が濃そうです。復帰問題の他にも久美子と姉、久美子と麗奈、久美子と秀一、久美子とあすか等々、見せきっていないものがまだまだあります。さらに大会の話も加わります。毎週楽しみな時間になりそうです。

作画は京アニなので心配ないです。一期以上に綺麗な感じもしましたが…花火大会の綺麗さは映画みたいでした。水面の感じとか素晴らしいです。それとやっぱり女の子の描き方。滝先生の事で顔は変わらないのに耳が真っ赤になるところなど細かい。モブも一切手抜きなし。さすがです。{/netabare}

2話…麗奈!気をしっかり持て!!
{netabare}木管パートを指導するために現れた超美人、滝先生といい感じ。そりゃ麗奈の目は死んだ魚になりますって…

前半はプール回、後半は合宿回でした。プール回なのに話が重い。希美が辞めた理由と復帰したい理由が分かりました。みぞれは吹いている理由を見失い、あすかの本音は見えません。それに首を突っ込んでしまった久美子、結果はいずこ…

希美の復帰は勝手すぎと言われても仕方ないです。あすかはちゃんと来年は3年が居なくなるから我慢できないかと諭したのにね。ポニテ先輩も3年に啖呵きってたとは…
にしても、卒業生、いったいどんだけ酷かったんだろう…気になります。{/netabare}

3話…思い、想い、重い
{netabare}久美子、背負いすぎ…

合宿での練習シーンは完全にスポ根。厳しさも増すけど全国狙うって、スポーツ、文化系関係ないよね、厳しいからこそだ。
あすかが希美を許可しない理由、それはみぞれが希美を拒否するから。たった一人のオーボエがガタガタになられたのでは全体に響く。なるほどね…優子もそれを知っていて夏紀に本当の事が言えない。夏紀が困惑するから。重いね…
滝先生の過去、奥さんが亡くなっていた…前回の「妻も子供もいない」がふりだったとは…重い。
麗奈の想いは本気。部員達の全国への思いは本気。今回の話はけっこう重い。

それにしても作画が本当に綺麗。あすかが朝練してるシーンは映画みたいだった。光の差し込みなんて、新海監督並み(さすがに言い過ぎか…){/netabare}

4話…ちょっとのすれ違いは大きくなる
{netabare}希美はみぞれの闇を知らないまま。みぞれが心配で直接励ましに。希美に声をかけられ逃げ出すみぞれ。みぞれを見つけた久美子がみぞれ問いかけると、みぞれが希美はたった一人の親友だったと告白。だからこそ、退部の時に声を掛けられなかった事が重大事で逃げてしまった…
駆け付けた優子がみぞれを問いかけると本音を言う、希美が本当の理由を言う。みぞれが真剣だったからこそ声をかけなかったと。誤解は溶け、みぞれは笑顔に。が大筋。

すれ違いから生まれた闇。これって、意外と現実でもありますよね…。優子や夏紀がいたから二人が再び繋がったということかと。周りの環境は本当に大事ですね。にしても、みぞれくらい美形の娘がずっとボッチって、現実ではあり得ないような…

久美子姉に対する久美子の反応の薄さ…拒否に近い感情ですね。それとあすかのひねくれ具合たるや、次回以降、この二点が気になります。

いよいよ大会に繋がりそう、またスゴい演奏シーンが見れると思うとわくわくです。{/netabare}

5話…とんでもないものを見た気がする
{netabare}いい最終回だった…って、あれ? だって「次の曲が始まるのです」がないんだもん("`д´)ゞ

もうこの回はストーリーもへったくれもないです。一期から繋いできた物語をここで一つまとめました。
関西大会で三日月の舞をフルで、しかも芸術的な素晴らしい映像と共に聞けた、これだけで見て良かったと思う回でした。残念なのは大スクリーンと大音響で見れなかっただけのこと。
一つ一つのシーンが綺麗だし、感動して途中で泣きました。もちろん、Cパートも泣きました。やっぱり京アニの本気はスゴいわ…どれだけ丁寧に作っているんでしょうか。他の製作会社では無理でしょうね。
これでスッキリ最終回でも全然かまいません。本当に本当に凄かったです。

さて、一部完です。次の物語はどう展開する?あすかと姉の話、前半モブ状態だった葉月、緑、秀一がどう絡むのか、全国の凄さとは? やっぱり次の曲が始まるのですね。{/netabare}

6話…次の曲が始まったのです
{netabare}最終回並みの5話があり何か抜けた感がしたのですが、まだまだ続くんですね。

文化祭の回。京アニの文化祭は久しぶりな気がします。過去の作品、どれも良かったからなぁ…。で、ユーフォはというと、安定して良かったです。最初の入りから吹奏楽部とは思わなかったけど、文化祭がメインなわけではないからということなのでしょう。けいおんや氷菓とは主題が違いますしね。
クラスの出し物の話もそれぞれにキャラが生きていて面白かったです。優子と夏紀、希美とみぞれの対照的な仲の良さもこの物語の定番になってきてますね。
そして、ようやくここに来て秀一が出てきました。後半、秀一と久美子の展開も楽しみなのです。

さて、のんびり日常回と思ったら姉の大学やめる問題とあすかのなんかありそうな話が出てきました。後半の中心話題かな?
滝先生の背負っているのもの重さ、とても麗奈が入り込めそうにないです。「ずっとあなたを思っています」重いよね…。それにしても滝先生の車、維持費の方が大変だと思った。{/netabare}

7話…小笠原晴香は部長である
{netabare}あすかに迫った問題、それは母親のこと。なんと、部活は夏までの約束だったらしく、まだ辞めていないことに激怒して学校へ乗り込んできたのだ。滝先生と母親の噛み合わない会話にイライラした母親はあすかをひっぱたいてしまい…。そのシーンに偶然出くわした久美子は動揺する(何でも首突っ込んでしまうのはもはや家政婦は見た状態である)。
あすかの件はすぐに部内に広まり、部員たちは動揺し、戸惑う。練習に身が入らず、滝が言う「なんですか、これ」(名言である)。全体練習からパート練習に切り替えるとき、晴香が部員たちに語りかける。「あすかは特別ではない、あすかが戻ってくる時にはちゃんとしていよう。」部員たちは気持ちを切り替える。晴香にはもうひとつ課題があった。駅前コンサートでソロを演奏すること。はじめのうちは戸惑っていたが、あすかの件で頑張らねばと思い、ソロをすることになる。
夏紀に後事を託して姿を消したあすか。1週間後に行われた駅前コンサートに姿を見せたあすかは普段通り。コンサートでは晴香が頑張り、拍手喝采を浴びた。
コンサート後、帰宅した久美子に待っていたのはぶっきらぼうに家を出ていく姉だった。で、次の曲が始まると。

30分があという間なんですが、とにかく濃い回でした。晴香が部長らしいところを見せたのが一番のポイント。前半は2年生中心だったけど、今度は3年生。香織は相変わらず美人だわ。
あすかの闇が明らかになってきているけど、父親のことが好きだったのに切り離されたことへの悔しさ、離婚後、一人で自分を育ててくれた母親への感謝の気持ち、これが心のなかで葛藤を生んでいるのかな。あすかの二重人格っぽいところはそこから来ているのだろうか。来週あたりはっきりするかな?

あすかと対をなすような姉の状況、とにかく濃いな。
それにしても、今回も演奏シーンが素晴らしいこと。もはや芸術の域にしか感じないです。{/netabare}

8話…田中あすかは人間である
{netabare}葵の言い方はさすがにカチンとくる。過去にいろいろあったことを推測させるような話も一期にあったし、とはいえ、さすがにね…

姉が大学をやめたい理由、思い通りに生きたい、我慢してきた、思いが爆発した。親子の会話聞いていると、どっちもどっちという気しかしない。姉を見て自分に重ねた人、結構多いのでは。かくいう、自分も同じ思いをしたことがあるので、気持ちは分かります。でも、後悔はしたことがない。今があるのはそう進んできたからだと。どう進めば良いか、本当に必要なのはよく考えて、いろんな人と話したり、見聞したり、ということだろうと思います。でも、姉くらいの年齢だと突き進みたくもなるかな…難しいです。

久美子が姉に対して抱いていた思いが分かり、久美子は姉が本当は好きなんだなと示唆する話になっていました。秀一のナイスアシストで少し前に進みそうです。

あすかの件は解決しないまま本番が近づいてきました。顔だしたと思ったら、また1週間休むという。どうなっているのでしょう。部も停滞感がありありで本番大丈夫か? 風邪引いた久美子が麗奈と聞いたCDの奏者「進藤正和」は、あすかの父親なんでしょうね。これが大きな鍵になるのかな?

それにしても、空気が重い話続いています。これも青春もの、リアルに近いからこそ展開できるのではありますが。{/netabare}

9話…この回をどう表現したらよいものか…
{netabare}これまで謎めいていたあすかの心の中。本当はどこにあるのか、ぼやかしていた部分がようやく現れてきました。でも、まだ本当ではないと思います。香織が紐を結んであげた時の表情、見えはしなかったけど、久美子が一瞬、ゾッとしたような感じだったので、かなりきつい表情だったのではないかと勝手に推測。久美子がユーフォのような子だからという言葉、ユーフォがどんな存在で、どんな役割なのか、楽器知っている人でないと分からないですが、何となくそんな感じなのかということだけは理解できました。
あすかが全国に行きたい理由、私利私欲でいいと思うんだけどな…ものすごく立派な理由だよ。それを果たしたんだし。母親とのこと、決着つけて行ってほしい。

麗奈もまた、机の上の写真を見て気になる様子。滝先生のことを決着つけるときが来るのかな。久美子の姉についても決着つけないとね。いろいろ決着つけて全国に行かないと。

それにしてもこのアニメ、細かいよね。背景とかも綺麗なだけでなく、推測させるところも多いです。あすかの部屋、あすかを通して写った本棚に並んでいたのは赤本だった気がします。受験しなければならないのを背景だけで見せているところが憎いです。{/netabare}

10話…姉と先輩、悔いを残すとはどういうことか、それは数年では分からんよ
{netabare}どんな選択をしようとも、どっかに悔いは残るもの。全く悔いはないという人は希です。ただ、青春の悔いは出来る限りの残したくはないですね。生涯背負うのは嫌ですしね。

前半は姉と久美子の物語。姉の本音を聞き、姉妹がそれぞれ思っていたことを吐露します。姉は妹を、妹は姉を、それぞれ羨ましく思う兄弟姉妹あるあるですね。もう見ながら「あるある、あ~あるある」としか言えませんでした。ようやく久美子が姉を理解しました。電車で泣くシーンはグッと来ました。

後半はあすかの物語の結末です。久美子の問いに相変わらずのらりくらりとかわして言い返すあすか。しかし、久美子が姉と話したことで思ったことをぶつけます。さすがのあすかも堪えたようで、顔を隠すしか有りませんでした。解決はあすかが全国模試で30番に入ったことをたてに続けることを母親と交渉したこと。これまでの流れからもっと激しい解決かと思ったら、意外とあっさり。さすがにきょとんとしましたが、全国30番…親なら許す以外ないですって。とんでもない成績です。さらに、最後はあすかが自分で解決しなければならないわけで、これはこれでありだと思います。

あすかの問題が解決しました。と思ったら、なになに、今度は麗奈? 間違いなく滝との絡みなんだろうけど、どうなることやら…。

もう10回か…全国大会はじっくり描くかと思ったら、残り回考えるとあっさりだよね…まさか、結末映画になるなんてことないよね?{/netabare}

11話…甘酸っぱさを知って大人になる
{netabare}あすかが部に復帰。ようやく全国へ向けてと思った矢先、麗奈の様子が変である。久美子と距離をとり、無視状態だ。麗奈から会いたいという連絡が来たので話を聞くと、久美子が滝先生の奥さんのことを知っていたことを麗奈に話してくれなかったのが気に入らなかったようだ。久美子は麗奈が傷つくから話したくなかったというが、それでも話してほしかったのだそうだ。麗奈は滝との思い出を久美子に聞かせる。

麗奈が集中できていないことは滝にも、周りにも分かっていた。優子が心配して声をかけるが、久美子は気丈に立て直しますと言う。それと同時にありがとうございますとも。個人練習をして久美子と麗奈が最後にカギを閉める。カギを滝に返却しなければならず、二人で滝の元へ。そこで麗奈は思い切って滝に問う、奥さんのことを。滝は素直に答える。奥さんがどんな人で、どうして亡くなったのか、どう思っているのかを。それを聞いた麗奈は決意を固めた。滝が目指している全国で金を取るために全力を尽くすことを。

麗奈の恋、滝に奥さんがいたことだけでもショックなのだろうけど、亡くなっていて、いまでも奥さんを大事に思っている滝の姿にかなり参ったはずだが、それを前進に繋げるところがこの子の強さであり、良いところなんだろう。かなり面倒くさい性格だから、久美子とウマが合うんだろうな。二人の性格を本当に上手に色付けしてると思います。

さて、残りは2話かな? 部員たちの諸問題は解決したし、いよいよ全国大会編に入るのだろうけど、2話で片付く?{/netabare}

12話…いい最終回だっ…? もうちょっとだけ続くんじゃ
{netabare}部員たちの物語も終結し、いよいよ全国大会。思い残すことなく演奏し、金賞を目指す北宇治の部員たち。前日練習も終わり、宿でそれぞれ過ごす(4人組の大富豪(大貧民)より手前のメガネっ娘のお手玉がすごく気になった)。緑の「勝負に容赦はないのです」が後の示唆だったのかもしれない。
眠れない久美子は部屋を抜ける(この子の夜の抜け出しは定番である)。すると後ろから呼び止める声が、振り向くと秀一が(「なんだ修一か」の声の落差がとってもいい。二人の関係をうまく表現していると思う」)。自販機で飲物買って二人で飲んでいると秀一がおもむろに誕生日プレゼントを。しかも、久美子の好きな花の飾りが付いた髪どめ。ようやく秀一のターンかと思ったら、それだけ(ちっ、もう少し盛り上がれよ)。

全国から集まる強豪校。緊張のなか出番を待つ北宇治。出番直前、小笠原とあすかが檄を飛ばし、いざ演奏へ!…って、全カットかい!
演奏を終えてくつろぐ3年生がとっても表情がいい。そして結果発表へ。まずは指揮者への表彰。先生に掛け声がかかる中、滝へどうするか迷っているうちに滝が表彰。なんと、麗奈が「好きです!」と叫ぶ(なんて大胆な子だ、でもとってもいい場面だと思った、まさに青春もの)。そして北宇治の表彰、結果は…って、ここもカットかい!
場面は記念撮影へ。浮かない部員たち、それで結果が分かる。賞状に書かれていたのは「銅賞」。なるほど、演奏カットしたのにはこんな理由があるからか。麗奈がすみませんと謝る(ミスったのだろうか)。滝がきて麗奈に掛け声のことで礼を言う。が、麗奈は本気で好きだと告白する(ほんと、麗奈は強い子だ)。これにはトランペット隊メンバーもびっくり。が、滝はあっさりかわしてしまう(朴念仁なのか、分かってあえてかわしたのかは分からない)。
3年生から最後の挨拶が。小笠原は涙し、あすかはやりきったこと、悔しいことを伝え、来年は金を獲れと声をかける。滝からはあすかへ進藤からの伝言を伝え、満面の笑みを浮かべるあすか。そして、久美子は姉を見つけて駆け出す。姉へ思いを伝える、ユーフォが好きだ、姉さんが好きだと。姉も久美子が好きだと返し、姉妹はつながりを取り戻す。そして次週へ。

最終回でもいいような内容でした。結果は残念でしたが、二期の問題がすべて解決するような終わり方だったと思います(麗奈の滝への思いも伝えたことだし)。あすかのこと、久美子と姉の場面は泣けました。これぞ青春もの醍醐味といった感じです。

さて、来週は事後のこと?駆け出すモナカみたいな内容?。どちらにしてもこれで終わるんだなと思うと本当に寂しい。{/netabare}

13話(最終回)…そして…春が訪れるのです
{netabare}全国大会が終わり、3年生は引退。次の部長には優子が、副部長には夏紀が着いた(予想通り)。相変わらずな仲だけど、全国を目指すことでは考えが一致している。が、3年が居なくなって薄いと感じた優子。滝もまた感じていた。そこに松本がまた最初から始められることの面白さを説き、滝も同調した。
卒部式で3年生が、1、2年生がそれぞれ演奏して別れとなった。1、2年生が演奏したのは「三日月の舞」。それは3年生への感謝と現在の自分達ができる最高を見てもらうためだった(3年生がいないバージョンも作り込まれていると思った)。
いよいよ卒業式。別れを惜しむなか、久美子はあすかを探した。あすかを見つけ、久美子は思いの丈をぶつけた。あすかのことが苦手だったこと、今は大好きなことを。そしてあすかのようにユーフォを演奏したいと。あすかは久美子に一冊のノートを渡す。そこに書かれていたのはユーフォの楽譜、曲名は「響け!ユーフォニアム」だった。

綺麗な終わり方でした。思い出しても泣けてきます。久美子があすかを苦手だって言ったこと、一期から分かっていたけど、最後の最後に告白することでまとめました。見直してみると、たぶん、至るところに表れていると思います。
秀一との関係は結局曖昧なままで終わってしまいました。もう少しいろんな部員たちの活躍を見てみたかったです。{/netabare}

一期がスポ根に近い、部の成長を中心とした物語だとすると、二期は部員たちの悩みと人間関係を中心とした青春物語という感じでした。人間関係を深く掘り下げたぶん、全国大会への流れが薄くなってしまったのは残念でしたが、個人的にはこの二期も一期と同様に本当に面白かったです。

圧巻はなんといっても5話の関西大会。本当にゾクゾクして、自然と目に溢れるものが…。今期はユーフォといい、ユーリといい、スゴいと感じるアニメが見れて嬉しく思います(その対極に万策尽きたアニメも話題になったのがなんとも…ですが)。京アニ信者な自分ですが、この作品でますます好きになってしまいました。

最後の最後に「響け!ユーフォニアム」で締めたということは「完」なんでしょうね…。原作なくてもいい、この先が見たいです。全国金賞、久美子たちの卒業式まで作ってくれないものだろうか…。これだけの青春ものは最近めったに見ることがないだけに、なおさら惜しい気がします。

極上の青春もの。一期、二期、OVA 全て見て、感じ取ってほしい作品です。

【追記】
二期の劇場版化が決定しました。2017年秋ということで、1年以上先ですが…。公式HPの予告見る限り、一期の劇場と同じく総集編みたいですが、あの5話の演奏シーンを大スクリーンで見ることができるのかと思うとわくわくします。新画も新録もたくさんありそう。
総集編を映画化するということは…三期…期待してしまいます(原作はないけれど…)。

投稿 : 2017/03/13
閲覧 : 698
サンキュー:

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