タック二階堂 さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
氷上のユーリ対決!
詳細は公式を。
正直、公式サイトの印象から
「なんだ、これも腐向けか…」と
ゲンナリしていましたが、観てみたら
予想外に面白かったです。
競女!!!!!!!!と並ぶ、「!」多めタイトルの
ダークホース枠と考えてもいいのでは
ないでしょうか。
制作は「残響のテロル」のMAPPA。
作画、特にスケートのシーンは驚くべき
再現度です。
とにかく、これは継続視聴ですね。
========第2滑走視聴後、追記です。
藪から棒に勇利のコーチをすることに決めた
ロシアのスター、ヴィクトル・ニキフォルフを
追って来日したもう1人のユーリである
ユーリ・プリセツキー。ヴィクトルの約束を
反故にさせないために佐賀で勇利と対決することに。
作画、ストーリー展開、ギャグとシリアスの
バランス全てが高いレベルでまとまっています。
これは今期、響け!ユーフォニアム2と並ぶ
覇権アニメ候補の筆頭になるでしょうね。
========第10滑走視聴後、追記です。
グランプリファイナル前の息抜き回でした。
ライバルのキャラが把握しやすく、それぞれの
キャラがいい塩梅に主張してバランスが非常に
いい作品です。
グランプリシリーズのテンポもちょうどいいし、
フィギュアスケート自体のルールやシーズンの
流れみたいなものも上手く説明していて、
興味を持った人も多いんじゃないでしょうか。
もちろん、フィギュアスケートの放送権を持つ
テレ朝がこれからシーズンに向けてフィギュア
スケートの魅力を伝えるプロモーション的な
役割の作品ではあるのでしょうけど、作品自体の
強さがあるので、それに留まらない魅力があります。
と、手放しで褒めてきましたが、ちょーっち腐向けに
振りすぎているなあという嫌いがありますかね。
男同士でキスはやりすぎでしょうよ。
そしてダメ押しにペアリングって…
思惑通り、Twitterでは腐女子たちが大騒ぎで、
若干うんざりしている面は否めません。
「●そ松さん」にしないで欲しいな、これ。
========最終滑走視聴後、感想です。
全体を通して見ると、試合をしてる回と、勇利と
ヴィクトル、ユリオ+取り巻く人々との日常回の
2系統の作品です。
試合回は、ホントに試合の描写のみ。
日常回はBL要素が目立つ内容でした。
スケートのシーンは作画、演出ともに素晴らしい
出来で、フィギュアスケートの序列とか試合の
流れ、採点法などが分かりやすく、しかも得点の
発表とかワクワク感を上手く煽って面白かった
です。
反面、日常回のBL演出は後半にいくほど、見るに
絶えないレベルの拒絶感がありました。
男同士のキス、エンゲージリングなどが、もう
ここに極まれりという感じです。
もちろん、制作サイドの狙い通りに腐女子を釣る
ことに成功し、ちょっとしたブームですね。
ビジネス的にはこれで成功なのでしょうが、
普通にストーリー展開しても、十分に人気を集める
こともできたのではないかと思いますが…
ただ、良作なのは良作です。
※2017.1.7追記
トレパク疑惑が持ち上がり、検証サイトを
見てみましたが、これは言い逃れができないレベル…
ただまあ、この作品だけを考えてみれば、作画は
かなり良かったので、僕的には評価を下げるまで
には至りませんでした。実際トレースしたのは
実写ですしね。んなこと言ったら風景の背景が
聖地になっている作品も、写真をトレースして
いたらパクリになっちゃうわけでw