蒼い✨️ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Tragedy and smile.
アニメーション制作:Lerche(スタジオ雲雀)
2015年7月 - 9月に放映された全12話のTVアニメ。
【概要】
学校に毎日お泊りしてる、女子高生4人組。
元気で明るいムードメーカーの“ゆき”
シャベルを持ち歩いてる“くるみ”
おっとりしてる皆をまとめる“りーさん”
ボーイッシュな後輩“みーくん”
頼りなくて優しい顧問の“めぐねえ”先生に見守られながら、
朝ごはんに乾パンを食べたり、屋上の菜園でプチトマトを収穫したり、
部屋から逃げ出した犬“太郎丸”を追って学校中を走り回ったり……
時に大変なこともあるけれど、それ以上に楽しさがあふれている、みんなと一緒に暮らす日々。
彼女たち“学園生活部”の、「日常」を描いたアニメ作品です。
「わたしたちは ここにいます」
【感想】
“学園生活部”が健やかに一日を終え、明日も明後日も元気でいられますように!?
吊り橋効果に類した心情で、女の子たちを見守ることにこそ意義がある作品ですね。
音楽とか演出とか雰囲気を楽しむといった具合で、
アニメの世界に浸ってキャラに萌えて彼女たちの無事を喜ぶ。
そういうタイプのアニメなのですが何故そんなふうに書いたかというと、
自分は原作を7巻まで読んだのですが絶賛するような設定やシナリオに思えないのですよね。
“ゾンビ!” この単語を使わないと何も書けないと思いますので書いちゃいますが、
このアニメ世界の人間は視聴者が解る範囲では為す術無く無抵抗にゾンビに屈しています。
そして、4人の女子高生は自給自足施設がある学校に住んでゾンビから身を守りながら生活してるのですね。
ここに至るまでの状況を見る限り、人類弱いねー。ていうか設定が無茶苦茶なんですね。
“学園生活部”の女子高生は、ごく普通にゾンビと戦ったり逃げたり出来ますのに。
街の人達は戦って勝っても感染してゾンビ化ってオチでみんなゾンビになっちゃったんでしょうけど。
結局この作品って生き残れるかどうかは、この世界の神である作者の気分次第で感染するかで決まっていて、
真面目に謎を考察したり展開にハラハラしたりしても仕方ない気がするのですよね!
アニメ終了後の原作部分では生き延びた人間同士で小競り合いが続いて、核心にまだ向かっていないですし。
理詰めであれこれ考えてはダメ!
繰り返すようですが頭を空っぽにして、
女の子たちに感情移入して活躍や生還に一喜一憂したり、
驚きの展開にびっくりしたり、
ただただ『雰囲気を楽しむ』のが適した視聴方法に思いました。
私は、その方法で“めぐねえ”に感情移入して第11話で感動できました。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。