はあつ さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゆめみの願いは叶うのか
web配信版「ちいさなほしのゆめ」の再編集と続編が描かれています。
私は、前情報なしで映画「星の人」から鑑賞し、その後web配信版を観ました。
web配信版の内容はほとんど入ってるんですが、先に観てないと、ところどころで疑問を感じる事がありました。
ですから web配信版を観た上で、ゆめみの願いを見届けたいと思われるなら、劇場へ足を運ばれても見所はあるかもしれません。
正直、私個人としてはあまりオススメ出来ません。レンタル鑑賞でいいかも。
あっ、配信版だけなら素晴らしい作品でしたよ!感動しました~(T_T)
以下ネタバレありの感想(酷評注意)
{netabare}
一番残念に感じたのは、50年後の世界の設定や増える登場人物達の描写に不自然かつ不必要に感じることが多い事。
子種が尽きたという20人程度の集落で同じ年くらいの子が3人も?それも男の子がいる!?
集落の住人が不快。星の人と子供達の純粋さを引き立てる為にしても、老人を追い出すとか、「もっと若かったらねー」(腐ったオッサンにハーレム妄想させたいの?)
それでも見所はありました。
ゆめみの意思を継いで星屋として50年旅しても、なお果たせない心残り、そう、ゆめみの記憶を甦らせる事!
それが遂に叶うかと思われたところで無情にも命が尽きます。
でもここがKeyらしい演出。
星の人と共に打ちひしがれる観客をすぐ救い上げてくれました。
天国なのか、死の間際に女神ロボットが見せた幻なのかはわかりません。
星屋が向かったその先で、美しいゆめみが人間達と共に出迎えてくれました!
ゆめみの願いが叶ったと感じる感動のシーンでした!
ただ正直なところ、私には、昔観た某アカデミー賞受賞作のラストと重なり、感動も半減でした。
どうせならタイタ○ックばりに、ラストシーンの中に、ゆめみと別れてからの星の人の50年間を、フラッシュバックで描いてくれたら「報われた」がより響くのに・・・
作画は同時期上映のヒット作2作に比べると見劣りしました。(直近にその2作を観て劇場アニメに酔えたので、今作も観に行きました。)
製作側は最善の仕事をされていて製作費の差かもしれませんが、観る側は同じ代金払ってるのでお値打ち感に差が・・・セコい(-_-;)
最後に、エンディングにかかった、Liaさんの星の舟、透き通った歌声で無窮の星空とマッチした文句の付けようがない名曲でした♪
{/netabare}