lazflyct さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
SFサスペンスに何を求めるか
2016/10/01 全12話視聴終了
毎回の続きが気になる引きの良さはトップレベルだと思います(特に1話)。
当時は1話視聴する度に1週間待つのが辛い方多かったのではないでしょうか。
内容も皆さんの高評価が物語っている通り、引き込まれる内容でオススメです。1話が面白ければ最終話まで余裕なはず。
皆良いキャラしてるのもポイント。EDの盛り上がり好きです。
10話までは本当に面白かったです。お気に入りにしたい程。
しかし11話、12話が残念で大きく評価を落としました。
第一に駆け足過ぎる。主に人間関係についてですがその人が何故そうしたのか?何があったのか?等々踏み込んで説明されていないためすっきりしない。
色々ありますが主な点を具体的に挙げると、
{netabare}・人がいない所に連れ出されて車ごと沈められたはずなのに15年間植物状態とはいえどうやって助かったのか?
誰かが発見して助けてくれたで納得できはしますけど、子供が冬の雪水に沈められたのに助かるのかという。
・美里は何故率先して募金活動をしてくれたのか?悟が気にしていたとはいえそこまでするだろうか、
・雛月と広美が結婚に至るまでの過程が全く無い。脳内補完できるとはいえこれは流石に説明が欲しかった。{/netabare}
第二にリバイバル{netabare}とはなんだったのか?これに関しては全く触れられず終了。{/netabare}
第三にアイリ{netabare}と出会って終了の消化不良感。
いや、良い締め方なんですけどそれなら、途中でアイリと出会う場面をカットするのは失敗だったのではないか。
あまりにも唐突というか、誰もが予想できたであろう通りすぎて感動に欠けるんですよね。{/netabare}
第四に上記と関連して{netabare}途中まで濃厚だったため終盤のあっさり感が余計に際立ってる感があります。{/netabare}
まとめると面白いのですが消化不良でした。SFサスペンスに何を求めるか?
SFサスペンスなので事件事態は解決するのですが、その事件とは無関係の様々な部分にもやもやが残ってしまいすっきりしない。
もっと濃厚な中身が欲しかったです。全12話ではなく事件以外の事もしっかり補完して全15話(無理)とかなら良かったかもしれません。
ところで名言が多いと思いました。そういう意味でも引き込まれますね。
8話の食卓のシーンはこちらも泣きそうになった。あれは卑怯。というか悟母が超人過ぎる(褒め言葉)