「君の名は。(アニメ映画)」

総合得点
91.2
感想・評価
2516
棚に入れた
11525
ランキング
39
★★★★★ 4.1 (2516)
物語
4.1
作画
4.5
声優
3.9
音楽
4.2
キャラ
4.0

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ネタバレ

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

コメント、長く書きすぎてくどいので3割くらい削りました

・封切り後すぐ観に行き、昨日2回目観に行きました
・物凄く面白かったです

・新海作品を最初から最後まで観たのは『秒速5センチメートル』しかなく、秒速~は自分の中ではあまりピンと来なかった。『ほしのこえ』もチラッとだけ見たがそれもそこまで。
 好きな人は限りなく好きなんだろうけど正直自分には合わないなというのが新海作品に持っていたイメージでした。なので今回もそこまで期待しておらず、背景美術を楽しめたらいいなくらいの気持ちで観に行った
・そしたらびっくりするくらい良くて、何ともいえない気持ちになりました

・今までにあった「わかる人にだけわかってくれたらいい」というような良くも悪くもインディーズっぽさが影を潜め、徹頭徹尾エンタメ作品になっている
・「おれがあいつであいつがおれで」という男女入れ替わり鉄板ネタも舞台は10年代、今風の描き方で真正面から描き出すとこんなに面白いんだ、と
 ベタなようで裏をかいてるようで,なぜか「悔しい」と思いながら観てしまった(笑)
・二人の入れ替わりが途切れ、物語が急変する展開も予想がつかずのめり込んでみてしまう
・真相が分かれば「3年前に死んでいた」なんてどこかで必ず見ているストレート球、世界とまではいかないけども町のみんなを救うために奮闘という映画としての王道を、油断していたどてっ腹に打ち込まれて、満足感とヘロヘロ感と悔しさでいっぱいいっぱいになってしまいました

・なんだか本当にひねくれている所感を思うままに書きましたが、嘘ではなくマジで良い映像作品です
・細かく好きだった点を挙げると、
三葉in瀧状態で瀧の自室のベッドでごろごろしているシーン、わかりやすすぎないほどに挙動が女性らしくて目を見張る
後半瀧が口噛み酒を口にし、三葉の半生、宮水家の歴史を悟るシーンは涙が込み上げてくる程に胸を締め付けられた

・声の出演、役者陣の演技も良く、声優は専業にやらせないとどうしても嫌な一部の派閥も納得せざるをえんでしょう
特に四葉役の谷花音さんは素晴らしかった

・誰が見ても高揚感と満足感を得られる最高の作品であることは間違いないが、気になってしまった点もある
 重要な役目を持つ同級生のてっしーこと勅使河原君は、ちょっと都合がよすぎる。町長と繋がりのある土建屋の息子であり、彗星落下を信じてしまうオカルト好きであり、無線の知識を有する機械オタクって笑
「おたがい大変やな」みたいなセリフで彼の部屋が映るカットでは機器があったり伏線のようなものはあるが、ちょっと三葉に押されすぎだと思ってしまった
・音楽では、ラッドウィンプス。難癖みたいだがそれほど好きではないバンドの楽曲を全面に出されると、すっと冷めてしまう事があった。まあ、逆に彼らの大ファンなら、2階級マシマシで高評価につながるんだろうが笑

・繰り返しになるが、絶対にみて損はない映画です。10年代もまだ半ばですけど、確実に10年代を代表するアニメ作品の一つです。20代なかばのアニメファンの私がみて、色々と衝撃だったこの作品ですから、特に今の中高生にとってはもっと衝撃を与えられたんじゃないか。
その頃の感性で、この作品を見て感じるなにかは絶対一生残る財産になると言い切れるので是非見てほしいと思った

投稿 : 2016/09/27
閲覧 : 247
サンキュー:

28

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