oneandonly さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
進撃の巨人+ギルティクラウン的作品
世界観:6
ストーリー:6
リアリティ:6
キャラクター:6
情感:5
合計:29
世界中に産業革命の波が押し寄せ、近世から近代に移り変わろうとした頃、突如として不死の怪物が現れた。鋼鉄の皮膜で覆われた心臓を撃ち抜かれない限り滅びず、それに噛まれた者も一度死んだ後に蘇り人を襲うという。後にカバネと呼ばれる事になるそれらは爆発的に増殖し、全世界を覆い尽くしていった。
極東の島国である日ノ本の人々は、カバネの脅威に対抗すべく各地に「駅」と呼ばれる砦を築き、その中に閉じ籠もることでなんとか生き延びていた。駅を行き来ができるのは装甲蒸気機関車(通称、駿城)のみであり、互いの駅はそれぞれの生産物を融通しあうことでなんとか生活を保っていた。
製鉄と蒸気機関の生産をなりわいとする顕金駅に暮らす蒸気鍛冶の少年、生駒。彼はカバネを倒すために独自の武器「ツラヌキ筒」を開発しながら、いつか自分の力を発揮できる日が来るのを待ち望んでいた。
(公式サイトより)
職場の元上司からの推薦で視聴しました。あにこれでもシーズン(2016春)2位の作品で、1位がリゼロですから、おそらく自分にとっては実質1位だとも思われましたしね。
今回も事前情報なしで視聴しましたが、序盤からギルティクラウンに似た雰囲気を感じたところ、監督が同じということで納得しました。作画もキャラデザも美しいですが、菖蒲や無名あたりは浮いていて違和感があったり、{netabare}後半の黒けぶりとその作られ方(体を覆う物質の描写)は{/netabare}まさにギルティクラウンの耽美性に通じています。
登場人物がたくさん死んでしまい、残酷なシーンが多いのも併せて、ちょっと苦手だなと思うこともしばしばでした。
設定は日本を舞台に、武士がいたり、古い言葉が使われていたりしながら、ゾンビ(カバネ)から逃げる、食うか食われるかの進撃の巨人的世界(荒木監督は進撃の巨人の監督でもあり、制作会社も一緒なので、どうりでこちらの作画や描写が似てくるわけだ)。所々、心に響くシーンもあって、先がわからないストーリーは楽しめました。これも、人工的に売れる作品に作り上げられていると感じてしまうと言ったら贅沢かもしれませんけれどね。
ギルティクラウンが楽しめる方なら、ストーリー、リアリティ、情感は進化していますので楽しめると思います。一方、進撃の巨人と比べると、二番煎じというところもあってやや落ちるかなと。
<2019.1.19追記>
世界観の配点基準の変更による調整です。
(参考評価推移:3~12話3.8→調整3.6)
(2016.9視聴→2017.6、2019.1調整)