TimuTimu さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態：観終わった
僕は面白いと感じましたよ
この作品を見るのは3回目くらいです。7年ぶりくらいに視聴するので感想を書こうと思いました。レビューは表向きの評価は高いのに実際の評価は賛否両論ですが、僕は面白すぎてP.A.worksはこの作品よりいい作品を作れるのかどうか不安で未だにこの制作会社の他作品を視聴してません（というか視聴できません）。
この作品は少しリアリティのある学園恋愛アニメです。
内容の流れは主人公とメインヒロインが元々両思いだったのに、心のすれ違いから本心でない恋愛（お互い別々の人と付き合い始める）をし始め、そこから事態が広がり、どろどろになって行く。。。そんな物語です。皆ドロドロと書いてますが、ドロドロ具合は差ほど強くない代わりに、ギャグ要素が全くと言っていいほどないし、常時低空飛行のシリアスな展開が続くので心があまり晴れた気分にはなれません（笑）それでも、3回見てるけど未だにそわそわしたり、ドキドキしたり、やきもきしたりできたので恋愛の観点からすると楽しめると思います。比呂美の母の写真の顔が切り取られたり、母が意地悪する理由は裏設定でも調べてください。
とことで、この物語主人公とメインヒロインが両思いなんだからスパッ！！！っと付き合うことができたらこんないざこざはなんてなかったが、じゃあスパッ！！！っと付き合えば他のキャラクターたちは幸せになれたのか？主人公とメインヒロインのしてきたことは本当に過ちだったのか？制作者側から何らかのメッセージ性があるのなら、ここらへんが僕なりに考えた問題提起だと思います。
んで、作中飛べるだの飛べないだの言ってたのは、おそらく前に進めるか進めないか、成長できるかできないかという事を言ってると僕は思ってるので、要するに
「前に進めるのならば、彼・彼女なりの何らかのアクションを起こして、誰かを傷つけたり、傷ついたりするのは無意味なことではない。何もアクション起こさなかった雷轟丸よりも、失敗してでもいいからアクションを起こしたじべたのように。」
と、とんでも解釈をしました。
そんなことはさておき・・・
{netabare}とにかく乃絵が可哀想すぎる！！！僕はこの作品で乃絵が一番大好きだし、感情移入できたキャラです。ラストの展開はまあ何となく分かってましたよ？でもなんだよ主人公最終話手前までずっと乃絵ちゃん（恋愛面で）ほったらかしにしておいて、結局はヒロインの言葉でつき動かされ受け身受け身の連発で主人公面してアブラムシ歌って終了かよ！！！三代吉の方が断然いい男だぜ。{/netabare}
