jujube さんの感想・評価
1.2
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 2.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
演出がおかしい
他のレビューにも同じ事書いたけどさ、せっかく原作漫画の良いテーマがあって、それをどう調理するか、キャラ全部出さなくても良い、物語が首尾一貫してればいい、そう映画スタッフに腕前を見せてもらうつもりだったけど、結果コレ↓
もうちょっとさ、盛り上がり作ってよ。
CMでの宣伝以下だわ。
原作かなり前に読んで、良い感じに細部忘れてるから、映画単独のつもりで評価するけど、まず盛り上がるシーンで作り込みが足りないの!
・しょうこの告白シーン
いじめっ子、いじめられっ子は置いといて、しょうこはいつ恋に落ちた︎
ここ理由付けしないと乗り切れんわ。
このシーン後から、「月」が「好き」だったとか言われても、リアタイの告白シーンでのドキドキ感とか、気付いてあげて〜!とかって気分にならんよ。視聴者ですら流れ的に分からんもん。
そして、最終的に物語としてはこの件はうっちゃられて、告白なんて無かった事に。なんぞそれ、、、
・飛び降りシーン
しょうこが余り苦しんでるような描写が無くて、自殺までする動機付けが弱かった。
なんで花火大会の日じゃないといけなかった?遊びに行って友人(片想い相手)と別れて、ハイ自殺っておかしいでしょー。
普通そんな気分で出かけんわ。
花火バックにしたいって絵がありきで、ここだけ浮いてる。
一番グッと来たのは、その後のしょうこの土下座。ここだけ声優さんの演技もあってか人間味が感じられた。
あと、しょうこですら描写薄いから、他のキャラがもっと薄くて、セリフの重みが無くなってる。なんで居るのか分からないキャラも。
永塚なんて主人公に気持ち悪いただの執着男になってるし。永塚だって原作では主人公を利用している描写があってそれを乗り越えてのラスト辺りの良いセリフだったのに、
これじゃ都合の良い友達ごっこだわ。
簡単に小学校時代の仲間集まりすぎ。
逆に、うえのが正論で激しく突っ込むから、漫画より小気味良いキャラになってた。
映画オリジナル?
主人公が落ちた時助けたのが、しまだ(小6の主人公の親友ポジからいじめる側に回った相手)だってゆーなら、言葉だけじゃなくて映像で説明して欲しかった。
原作にないと表現できないのかなー?ここの監督は。
この経緯次第では、ラストの文化祭での主人公の気付きが何倍も良くなったと思う。
最後に、一般映画謳うならオタク臭い演出止めて↓
・序盤の再会シーンで、しょうこがあり得ないくらい内股での気持ち悪い走り方。物理的に無理でしょ。あの足折りたくなったわ。
・主人公の服の着方が全部ベルトから半分シャツ出てるとかだらしないの
→何?気をつけてても敢えてやっちゃうてことならまだしも、ずっと理由なく半分だけ出しっぱなしにしてるからイライラする。
大して意味無い記号でキャラ付けしようとするのやめて。その表現でどんなキャラかさっぱり分からんし。
現実に居たら只のだらしない人間でお知り合いになりたくないわ。
・あとやたらとキャラの顔を映さない演出。2人対話してるなら、表情大事でしょ!実力不足で作画で描ききれないから、想像してとしか見えなかったんだけど。
最後の愛を歌ってたaikoが悲しかったわ。
そんな作品じゃなかったよねーって感じで。