Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2016年秋アニメで2期の放送が始まります…
この作品の原作は未読ですが、1期と番外編は視聴済みです。2016年秋アニメで2期が放送されるので、その復讐を兼ねて視聴しました。
本当は本編をもう一巡するのが理想なのですが、その時間が捻出できるか分からなかったので…
この作品はテレビシリーズを振り返る総集編の位置付けです。
視聴前はテレビシリーズ1クール13話が1話22分とすると、計286分の作品が90分弱と約7割カットされている事を踏まえると、大切なシーンやお気に入りのシーンが外れている可能性がある事に不安がありました。
実際に視聴してみると、お気に入りのシーンは全て網羅はされていませんでしたが、物語の繋がりと展開はスムーズであった上、大切なシーンはしっかり収められていたので違和感はありませんでした。
そしてたった90分の中でもみんなの熱い気持ちがしっかり感じられる作品に纏まっていたと思います。
滝先生が顧問になり、全国を目指すとみんなで決めた目標に向かって走り始める…
スタート地点はそれぞれバラバラ…けれど、高みに向かうにはこれまで通りじゃ全然足りない…
自然と熱が入る…そして頑張れば認めて貰える事を体現した部員は、これまで以上に楽器と向き合います。
そんな中で実施された運命のオーディション…喜ぶ者、泣き崩れる者…そしてそれ以上に様々な思いが満ち溢れていましたが、どの思いも素直だったと思います。
でも、このオーディションという壁を乗り越えなければ、部員みんなの心が本当に一つに纏まることは無かったと思います。
あとこの作品が秀逸なのは細かな演出にも配慮が行き届いている…という事です。
お守りであったり、みんながこれまで使ってきた楽譜への書き込みだったり…
実際に自分がその立場だったら…それより当時の自分たちも同じような事をしていた事を思い出しました。
決意を形にして自分自身に喝を入れるため…そしていざという時、必ず心の支えになると思ったから…
全ては今いるところから一段上にある高みの世界を見渡すため…
完走して振り返ってみると、やはり完走は本編を視聴した時と変わりませんでした。
なので、1期のレビューのリンクを貼っておきます。
https://www.anikore.jp/review/1291770/
一方、声優さんに関しては「灰と幻想のグリムガル」のメリイ役で私の中の株が急上昇した安済知佳さん演じる高坂麗奈のイメージが、良い意味で変わった様な気がします。
もう私の中で作品と声優さんは切っても切れない関係になっているみたいです。
1期本編、番外編、そして劇場版でもしっかり感動させて貰いました。
今はただ2期の始まりを待つばかりです…
きっと今以上の高みに上るためには、これまで以上の計り知れない努力と研鑽が必要なのだと思います。
こんな展開…熱い気持ちがなきゃあっという間に置いて行かれてしまう事でしょう。
もう、熱い展開しか考えられません…2期、期待しています。