ZFpoS77747 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
異世界行くって実はこういうこと
いわゆるスタート時特典のご都合チート一切なしの異世界ファンタジーです。
モンスター(亜人)との戦いも、一方的に倒す様なものではなく、必死に殺し合うと言った方がしっくりくる内容です。
{netabare}そして、何をするにも金、かね、カネです。世知辛さもリアル。{/netabare}
しかも、主人公達は特殊能力を持ってたりするなんちゃって落ちこぼれの類ではなく、マジもんの落ちこぼれ。なので泥臭い戦闘が多いです。
ただ、背景や環境音が実に爽やかで清々しい。
そして、ラノベファンタジーものにありがちな、主人公(やその能力)にとって都合の良い、常に取り返しの効く世界ではありません。
無能は努力しなければ無能のままだし、弱ければ他人の成功を指をくわえて眺めるだけ。
人はもちろん生き返らないし、過去に死に戻ってやり直しもできません。
ふざけた言動やでかい態度をとれば人に嫌われます。
なのでファンタジー(空想・幻想)を求めて来た人は「夢を見にきたのに現実見せんな」となってしまうかもしれません。
非常に良い作品なのにイマイチ人気がないのはその所為なのかもしれませんね。