polpol さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメ最高峰の一つ
わりと急で雑な作り。
これは戦車戦をメインで魅せる為や登場キャラも沢山いるから仕方がないと思いますけれど。
それに個人的には生徒会の片メガネが嫌いだった。
とっても鬱陶しい。大した事出来ないのに騒ぎ過ぎ。
それ以外は最高って感想しか出ません。
一種の下剋上的なストーリーで、基本的に全て相手方の方が上手。
人数も少ないし、結成したばかりの新生チームが悉く上の相手に連戦連勝を繰り広げていく姿は胸が熱くなりました。
それも熱血って感じではなく、終始和やかというかほわほわした雰囲気。
観ているこちら側は気楽に観られるそんな素敵な世界観。
それなのに、芯が一本通っており、試合では手に汗にぎりました。
またキャラクターについて。
最初は無理やり戦車道を西住(妹)ちゃんに吹っ掛けた、生徒会の面子(特に片メガネ)が嫌いでした。
なんか理由あるだろうとは思っていたけど、やっぱ強引すぎだよーって。
でも、物語が進んでいくうちに、生徒会長と副会長は好きになりましたね。
どうしても譲れないモノがそこにある。みたいな。
片メガネもそうなんだろうけど、個人的には序盤の印象が強くなりすぎて彼女だけは最後まで苦手でしたけれども。
今作登場人物が多いので、スポットが当てきれないキャラクターも出ていたのはちょっと残念。
上で雑だって言ってたのはこの部分。
決まった尺で20人近く+相手方のキャラクターってなると、ある程度おざなりになるのは仕方が無いのは理解できますけどね。
それでもメイン5人に関しては、そこそこ描写出来ていたなとは思います。
でも、不足していたと思う部分も。
物語の最初、西住(妹)ちゃんの心がへし折れていて、戦車道から遠ざかりたかったのかなと思っていました。
それなのに、わりとアッサリ戦車道に復帰したのにはちょっと驚いた。
{netabare}それに、姉(というか「家」というか「母」というか「黒森峰」?)との確執的なものの描写が若干不足していたかと。 {/netabare}
とはいえ、そのおかげで最後までほんわかした雰囲気を保っていたと感じますので、それはそれで良かったのかもしれませんけれども。
西住(妹)ちゃんの歩いてきた道は間違っていなかった。