風岡ウィン さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観たい
ミステリーより萌えが多いかな
近代欧米、日本から留学した主人公が図書館の妖精、ヴィクトリカと共に怪談になぞらえた事件を解決していくミステリーもの。各事件には伏線が残されており、最後にそれらの繋がりが明かされる。また、回を追うごとにヴィクトリカや主人公の過去が判明していき、二人の関係が変化していくのも見所
しかし、ミステリーとしては全体像に比して、解決までにこちらに明かされている情報が少ないため、後だしな感じになってしまうのが残念。そしてそれを含めても、トリックに入れ替わりや墓地から這い上がるなどと非現実的なものが多く(意表をついていると言えば聞こえはいいが)、それが推理として語られたときは「えーσ(^_^;)?嘘でしょう?」と言わざるを得なかった。
と、謎解き要素はいまいちだったが、キャラやその絡みはとても面白く見れた。ヴィクトリカのツンデレや甘いもの好き、注射嫌いなど見た目相応の子供っぽいかわいいところなど、枚挙に暇がないが、特に主人公の探偵の助手らしい無能さや拗ねたヴィクトリカを自然と煽っていくところは笑わせていただきましたw
全体を通しては、謎解きを期待して見ては少しがっかりすると思うので、その他の要素を楽しみつつみるのがよいかと思いました。