oneandonly さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
硬派なガンアクションアニメ
世界観:6
ストーリー:5
リアリティ:5
キャラクター:6
情感:5
合計:27
日本の商社、旭日重工に勤めるしがないサラリーマン、岡島緑郎。取引先にディスクを届ける旅の途中、南シナ海で改造魚雷艇に乗った海賊まがいの3人組-ダッチ、レヴィ、ベニーに捕らわれ、訳のわからぬうちに誘拐されてしまう。彼らの狙いは、緑郎の持っていたディスク。クライアントからの依頼ついでに、彼を人質にして身代金をふんだくるつもりらしい。見知らぬ地に上陸した緑郎は、3人と共に入った酒場で、とんでもない襲撃に巻き込まれてしまう。
(公式サイトより)
あにこれ上位20位までを視聴したので、続いて30位までと手を広げようと思い視聴しました。ガンアクションでは、以前、ヨルムンガンドを酷評したことがあるので、苦手かもしれないと思っていましたが、総評としては悪くなかったです。ドンパチ好きな方は結構楽しめるのではないでしょうか。
まず、メインキャラが男女(ロックとレヴィ)ですが、恋愛がほぼゼロという硬派なストーリーで視聴しやすかったです。{netabare}ほぼ、というのはラストシーンで発展しているとも取れる描写が入っているからですが、これも表現のセンスが光りましたね(バンと言うときのレヴィの表情も良い)。{/netabare}
リアリティ面はどうしても評価が辛くなってしまいます。ガンアクションは当たったら簡単に死や重症に至ってしまうため、味方には当たらず、敵だけ一方的に当たる構図になります。つまり、勝負は射撃の腕ではなく、プロットアーマーの硬さの戦いになってしまうのです。仕方のないことですが、それを考慮すればどちらが生き残るかは事前に想像がついてしまいます。
あと、残念な部類では、{netabare}お互いに兄様、姉様と呼び合っている猟奇的な少年少女ですね。カツラを渡すことで入れ替わっていたようだったのも気味が悪い(声も変わったような)。兄様のほうは斧を武器にしていましたが、銃に囲まれながら重たい斧を振り回して勝つのは困難かと。{/netabare}
キャラは最終的に立ってきたように思います。ロックは正義感がありますが、主人公として必要なもの。バラライカは顔の傷といい、{netabare}ロックを殺そうとした場面など{/netabare}超怖かったですね。
冒頭でも書いたとおり、総評としては悪くなく、アクション好きの方向けの作品です。
(参考評価推移:3話3.6→12~24話3.5→調整3.4)
(2016.9視聴→2017.6調整)