kazunyanzu さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態：観終わった
忘れ、ない…、忘れたくない… ○の中で出逢った…君の名は―!!
新海誠監督の長編アニメーション映画
―2016年8月26日公開― 上映時間116分
煌びやかな湖の美しい景色に囲まれた山深い田舎町に暮らす女子高生『三葉』と
都会の喧騒、そのど真ん中で青春とバイトに明け暮れる日々を過ごす男子校生『瀧』
全く異なる場所で生活する彼らにある不思議な”出逢い”が起こる―
夢と現実の狭間で”その瞬間”をめいっぱい駆け抜けた少年と少女の恋と奇跡の物語.*･ﾟ
今、世間で空前のムーブメントを巻き起こしている
話題の新海誠監督最新作「君の名は。」ついに私も観てまいりました♫
あにこれの皆様は多くの方が既観で私だけが置いてけぼり感で焦ってましたが、
日曜のお昼からの上映で、相方との予定に都合がつきまして
この度、よーやく♫ お待っとさんでした(○´ω`○)ﾉ
最寄りのローカル映画館は、超！超！超満員！！
建物はめっちゃでかいのにフロア一面、人、人、人―――――――！！
で、ぎゅうぎゅうの満員電車状態でこの建物内というかこの空間だけ？が、
ぁれ？ここって東京？ 朝の埼京線通勤ラッシュだっけ？て感じでｗ
チケットを買い求める人の長蛇の列とポップコーンやらでわちゃわちゃ
ごった返してまして、いゃ～これ”前前々日”に前もってチケット取っておいて大正解◎
“前前前世”だけに(ﾉ∀`)ヾ(・ω・｀
まず、惚れ惚れするまでの美しい映像美はすでに確約済でしたが
あらためて映画館の大きなスクリーンで目の前いっぱいに広がるその光景を前に～
そこに流れ出すBGMが重なり必然的に私の頬に涙がつたっていました。。。
ぇえ! 開始５分頃の話ですｗ
物語云々でまずこの圧倒的スケールと美しさと興奮に思わず心が震えた…
自ずと体がそれに反応したといったところでしょうか…
RADWINPSのOPが流れ出した瞬間のこの高揚感ときたらもう♥
物語や概要については全面回避でいかせて頂きますネ♫
私は、新海監督作品の視聴はレビュに書いております通り３作目になります。
「言の葉の庭」⇒「秒速５cmメートル」⇒そして本作 「君の名は。」
言の葉と秒速の２作品は観たって方、結構多い気がします♫
雨の描写に衝撃を受け、光輝く雨粒と虹のコントラストに感動を覚え
雪の降る中をよもや我が事のように固唾を飲んで見守り
そして桜舞い散る景色に魅了され寂寞の思いとどこか晴れやかな気持ちが
入り混じったような、不思議な感覚で眺めてきた訳ですが…
あ！「だれかのまなざし」も短編ですが新海監督でしたネ♫
思えばレビュー”超サボり癖”の付いてるこの私がこと新海監督作品においては
全て視聴後すぐにレビュを書いているという事実につい今しがた気づきましたｗ
それほど書きたい要素満点、私を書きたい衝動に駆り立てる
何かがある作品たちだったということなのでしょう.*･ﾟ
それにしても新海監督が描く世界は実に美しい！
まるでこの世に見えるもの、その全てが光輝いて見えるようです.*･ﾟ
新海監督曰く
「人は―前を向いている時に見える景色は美しく輝いて見える―」
だからこそ、その逆説で光輝く美しい景色を描き見せることで
見るものを前向きで晴れやかな気持ちにさせることができるのではないかと―
正しく、新海マジック炸裂！！でありました☆
なんと言っても“光の演出””光のファンタジスタ”！！
かたちあるものみな全てが”光”に照らされ初めてその姿かたちがあらわになる
かのごとく、光の差し込み方、角度、強さからその温もりまで～
感じとれるように、その光は眩しいくらいにこの世のものをキラキラと
輝き美しい景色に変えています.*･ﾟ もぉこれだけで目から鱗ちゃん～｡:ﾟ(;´∩`;)ﾟ:｡.*･
私たちが日々過ごす見慣れた風景、日常の景色はこんなに輝いて…見えませんネｗ
何気ない風景、何気ないカットの一部一コマにも細部に渡り監督のこだわりが
随所に感じられました！！
そして特に! 今回私が印象に残ったのが夜空をバックにサーっと流れ落ちる
散り散りとなった彗星と星屑の線を描いた圧巻の描写!!!!
色合いとうかコントラストと申しますかもぉ絶妙に美しかったのが印象的でした.*･ﾟ
またまた、そこに入ってくるラッドのBGMがヤバイッ！！ ｡:ﾟ(;´∩`;)ﾟ:｡
なにやら新海監督の過去作にはSFチックな作品も多く取り入れて
らっしゃるとか、その要素も垣間見えた瞬間でもありました♫
今までの新海監督の作品って、どこか主人公や登場人物の特徴やクセを
控えめに抑えてて、誰かしらでもどこか自身の経験や記憶に投影できるような
憧れや夢、甘くも苦い恋の記憶だったり…
そんな過去の自分の思いや感情が蘇りリンクし、フラッシュバックするような
そんな風に作られ共感する作品が多かった印象ですが…
今作は新海監督の新しい方向性を、新たな境地を見出した作品
なのではないかと、そんな風に感じました!!!
所々に思ったのが、今までにないコミカルで笑いをとってくるあたり♪
設定を生かしたコミカルな演出、主人公を演じられた俳優、女優さんたちも
いろんな意味でｗすっごい演じきってる様子が伝わってきて面白かったですｗ
脇を囲むキャラたちも良い味出していて、それでいて目を丸くしたような
彼らのあのリアクションが(´ﾟ∀ﾟ)･:.ﾌﾟﾌﾟﾌﾟｯ、クスっと
劇場にたくさんの笑いをもたらしていました♪
さやちんやテッシー、奥寺先輩に同級生の司くん。
まぁ私的には三葉の妹、四葉ちゃんがかわいくって面白くって最高でしたがネ♪
そしてそして私的には ”犬♡” わんちゃん▽o・ェ・o▽
え？犬出てきたっけ？ って思った人(･ω･)ﾉ？
ぃやぁ～新海監督、あれは私の好み趣向を完全に狙ってきてましたネ♪
ふぃーふぃー言っててかわいいのなんの♡
ちょｗ、喫茶店入って(U´Д`)=3ﾊｧﾊｧ言い過ぎｗｗ
思わず声に出して笑いを(´ﾟ∀ﾟ)･:.･:∵ﾌﾞｯ 堪えるの必死だったんだからぁ～ｗ
そしてそして物語も、多くは語りませんが、スピード感と話の奥深さと、
予想外な展開にビックリと、かなりの見ごたえありな内容にまとまっておりました！
劇場で観ていたときは、わからなかったけど、よくよく考えてみれば
あのシーンのあの出来事の意味は… そーいうことだったのかと考えさせられる作り
分かりやくて見やすい中にも細かにはられた伏線たちはよく作りこまれます( ﾟдﾟ)ｳﾑ
とにかく、私は逐一涙の垂れ流し状態で大変した｡:ﾟ(;´∩`;)ﾟ:｡
劇場にBOXティッシュ持っていきたかたったです(ﾟiﾊiﾟ｀ヾ(・ω・｀ｗ
都会の景観、田舎の風景が相対的に叙情豊かにに美しく描かれ
差し込む光は心地よく、雨も雪も桜が舞う景色まで贅沢に描かれる―
そして夜空に眩く光る星屑たち… 儚く消える箒星.*･ﾟ
新海監督の魅力をこれでもかとギュッと詰め込んだ、
いいとこどりの贅沢な116分！！これぞまさに新海監督の集大成！！
若い２人の男女の青春を普通とは少し違った目線でコミカルにかつ大胆に
描いたほんのりSFチックな恋と奇跡の感動超大作！！ ‘←ぁSFは大分控えめですよｗ)
観客満足度驚異の９○％越え！！ ぜひご覧頂きたいです！！
それでは最後にいつものように…
人の記憶とは曖昧で薄れゆき、
やがていつかは消えてしまうもの…
それでも、私たちは留めておきたいと思う
たくさんの出逢いの中で紡ぎ合い、巡り逢った大切な人
その大切な存在のことを、
誰よりも何よりも守りたいと願ったことを、
誰の為に何の為にそーしてきたのかを…
そんな人と人の大切な繋がりを…
確かに結ばれたこの時を…その気持ちを
いつまでも忘れないでいたいものなのだ―
これは”後後後世”まで語り継がれる名作になること
間違いなさそうですネ―〆(・ω・o)ｷｭヾ(・ω・｀
