ねごしエイタ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
何故、声でなく聲なのか? +
主人公の石田将也が、ただならぬ行動を起こすことから始まったです。その背景には、小学生のころの自分が起こした行動が、発端となっているです。
キャラの心理の違いを見ている側に、それぞれ見せているようなアニメだっと思うです。特に石田将也だったです。
その発端は、{netabare}悪ふざけの延長だったのだろうが、非常に生々しくみえる悪い方向にエスカレートした、聴覚障害をもつ西宮硝子に対するいじめであったです。将也は親友らにも裏切られ、硝子の母らに恨みをかい、自分の母親にも悲しみや迷惑をかけるです。それらを切っ掛けに将也は、高校生になっても事実だけが、つきまとい孤立してるです。
ただならぬ行動は、未遂に終わりいつもの日常?に戻り、{/netabare}硝子と再会を通して、あの頃の同級生たちとも再会していくです。
硝子に会いに行くと、硝子の彼を名乗る結弦(ゆづる)に阻まれるが、後に打ち解けこの少年の正体も分かり、この物語に深くかかわる存在でもあるです。強がりとやさしさ、弱さを見せてくれるです。
硝子とも友人として、順調に行くのかなぁと思われたです。{netabare}硝子に対しての昔の同級生の関わり、将也の苦悩などいろいろな出来事から、硝子までもが、とんでもない行動を起こすです。
そこから、{/netabare}物語は深刻な状況から、終わりに差しかかる訳です。
硝子の純真というのか?繊細さは、私には非常にまっすぐに見えたです。皆と打ち解けようとする懸命さあったです。悪く言えば、見ている世界の悪い方向の狭さに踊らされていたのでは?とも受けたれたです。その一つ、元同級生の上野とかいうのが、硝子を良く見ないで自分の世界を押し付けて、好きになれなかったです。
聴覚障害自体はTVでわずかに見た程度で、実際にあったことはないですが、硝子の言動行動は、どこか心を揺さぶるものはあったです。
将也は、あの日を境に、自分なりに向き合い手話を勉強したり、働いたりしている姿が過去の過ちとはいえ、いたたまれなかったです。硝子との接触も、自己満足のようにも見られる見方もあるです。
自分の認めた人間以外の顔を認識しない?ことが、その全ての人間の顔に✖を表したようだったです。その✖が取れるときは、認識したときのようだったです。言い方を変えれば、心を開いたというのでしょう?です。その光景は、終わりの頃に鮮明になる光景が大きく見えたです。
見た人それぞれにこのアニメは、いろいろな見方を考えさせたのでないか?と思うです。それだけ、複雑な人間模様だったです。
2016 9.20 +
日本語字幕版、見てきたです。米国映画の字幕映画とは、やはり違う感じでこれはこれで違った「聲の形」を見れたです。
どうしても、手話がまだ見ただけで覚えられないし、分からなかったです。言葉や音楽、歌があってその一つ一つを解説してるようなところが良かったです。歌の所で、歌詞が分かりやすかったのが良かったです。
でも、音が聞こえなくてもこのように思えたかが、分からないです。