「おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)」

総合得点
85.0
感想・評価
1831
棚に入れた
9989
ランキング
258
★★★★☆ 3.9 (1831)
物語
4.0
作画
4.2
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

発想がおもしろいです

今作は、狼男と普通の女子大生が恋に落ち、やがて家庭を築き、子供が生まれ・・・

ここまでは良いんです。
ほんとに微笑ましい家族だなー
そんな感じで見てられます。

でも、個々から物語は急展開です。
ある日突然父親である狼男が死んでしまいます。
それもあっけなく。
突然過ぎてかなり驚きました。

次第に大きくなった子どもたちは次々と問題を起こしてしまいます。
児童相談所の職員から児童虐待を疑われたり、大家さんにペットを飼っていると勘違いされアパートを追い出されてしまいます。

そして、母子三人で田舎の山奥の農村に家を借り、そこでひっそりと生活を初めます。初めのうちは大変でしたが、最終的には村人とも打ち解けていきます。

この辺りはほっとするシーンでした。

しかし、物語は終盤に差し掛かり、またしても波乱の展開に!

それまで、気障の荒かった姉の雨は女の子らしくなっていきます。
一方で、おとなしかった弟の雪が森の先生(狼)のところへ通うようになり、そして大雨のある日を境に、戻らなくなってしまうのです。

子どもたち2人の成長。そして心境の変化。
狼として生きるのか、人間として生きるのかという、幼い2人にはまだ少し早いかも知れない選択。

普通であれば、狼or人間なんて選択は無いですしね(笑)
2人はもちろん母親にとってもとても辛い選択だと感じました。

はじめはタイトルからファンタジー要素が多いのかなとも思っていたこの作品ですが、蓋を開けてみれば、シングルマザーとして自身も成長していく花と人間と狼という2つの選択を迫られることになる2人の子供達の成長を描いた作品でした。

いやー、母親って本当に強いですね。
この作品で一番に感じたのが、それでした。
そして、それをふまえて宣伝ポスターの画を見てみると、作品の内容をしっかりと表していましたね。
気づきませんでした。

投稿 : 2016/09/17
閲覧 : 203

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