ガムンダ さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ザ・中二
軍艦の擬人化キャラが戦うのが「艦これ」
萌えキャラが軍艦に乗るのが「はいふり」
擬人化キャラがネタ元の軍艦本体に乗るっていう発想の軍艦モノです。
海戦シーンなどあり戦術がどうのこうの言ってますが、そもそも使ってる兵器が常軌を逸しているのでなんのこっちゃです。
酷評した「はいふり」の方がどれほどリアルで手に汗握るか。
最後まで良く分からん敵と戦いますが、実はそんな事どうでも良くて、とにかく思春期の妄想やら自我欲求やら承認欲求、暴力性などを現役世代が観て眺める中二作品の典型例です。
とはいえ自分がまさに中二病だと言う認識には耐えられないので深刻な中二病の他者 {netabare}(金剛タンほか霧艦隊の面々) {/netabare}を救うと言うプロットにすり替えてその実自分を慰める事を目的とした作品群の一です。
酷評した「リゼロ」の方がまだしも自分の中二病を直視する作りになっています。
現役時代に深刻な中二病を患った者ほど中二モノは苦手だったりします。
ええ、私はそれはもう激痛しかないです。
中二作品にありがちなこと
・ある日超常的な力が何故か自分に降りてくる(という妄想)
・その力を使って世界を救う戦いに出る(という妄想)
・とはいえ大人たちに反感を持って「お前らの為に戦ってるんじゃない!」
・そもそも敵も話せば分かる。その上時には美少女タンである(という妄想)
・何故か美少女タンにモテまくる(という妄想)
・男キャラは従順で有能な部下達(という妄想)
・武器は紫に発光する剣(のような物)
古くは「ガンダム」に始まり「エヴァンゲリオン」そして今これ
まあ本来アニメってのはそうした子供達の為にあるものですから、それを否定するつもりはありませんが。