退会済のユーザー さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
奥が深いです
昔からの新海監督のファンとしては待ち望んだ新作と言うことで、遅ればせながらみて参りました!!
一言では語ることの出来ない、それ程奥の深い作品だと感じました。
※ここから先はネタバレになるかもしれませんので注意願います。
見終わって直ぐは、なぜか「安心」したような、「ほっと」したような不思議な気持ちになりました。
「すごく面白い」とか、「感動した!」といった思いはわいてきませんでした。しかし、映画を見終わって、今この記事を書いているときも、次々に何ともいえないような感情がこみ上げてきます。
言いたいことは色々ありますが、うまくまとまらないので、見終わってから感じたことを一つだけ書きます。
作品の最後の方で、隕石衝突から8年の歳月がたっていました。そして、8年越しで二人は再会する訳なのですが、よく考えてみると、瀧は隕石衝突の三年後に三葉との入れ替わりを体験しているので、実際には五年間の間、「名前の知らない」誰かを、心のどこかで探し続けていたわけですが、三葉の場合には、隕石衝突の少し前に入れ替わりを体験しているので、すでに8年もの間、「名前の知らない」誰かを探していたわけです。しかも、はじめの三年間は、瀧は三葉の存在を知らないので、実質、本当に存在しない人を探していたということに…
そのことを思うと心が締め付けられるようで…
全体的に、画や音楽がとてもきれいで、登場人物の心理描写も相まって、本当に心が浄化されたような気持ちになりました。
最後のシーンの「君の名は」という台詞では鳥肌が立ちました!!
やはり、新海監督の作品は素晴らしいですね。過去の作品ももう一度見たくなりました。