岬ヶ丘 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
微妙な立ち位置
最近多い総集編オンリーの劇場版でもなく、完全オリジナルというわけでもない、微妙な立ち位置の構成になっている。後半は新たな敵が出てくるものの、能力がわかりにくく、あまりセリフも発しない地味な存在。最後のオチとしては綺麗にまとまっていたと思うが、本シリーズの方が盛り上がりでは勝ったか。
個人的には、虎徹と亡き妻の思い出を描いた新規カットと妻の思いを表現した歌のシーンが本作の一番の見どころだと感じた。シリーズ後半の2人の関係性を知っている視聴者としては、虎徹とバーナビーの関係性が一度リセットされているので、なんだか歯がゆい気持ちになる。
次の完全オリジナルに続くための中間点と考えれば、可もなく不可もなくといったところだろうか。