戸愚呂(青春) さんの感想・評価

4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

忠犬過ぎる忠犬は紳士であり研究者である

少し前に一気見した作品。
思い出しながら書いていきます。

ストーリーが特別良かった訳ではないが、毎回楽しめた作品でした。

キャラクターがとても魅力的であったのが非常に大きいですね。
キャラ同士の掛け合いもとても面白かったです。
EDのキャラソンもポイント高いです。
(特にかるたのEDは最強でした)


主人公のりりちよ、ツンデレならぬツンシュン。

りりちよを敬愛する御狐神くん、この御狐神くんの忠犬っぷりが凄い。
主人であるりりちよのに尽くし、りりちよを守る。
りりちよのことを本当に良く見ている、、、というレベルではなく、これはもうりりちよの研究をしているというレベルです。
「妖怪大学鬼学部白鬼院学科凛々蝶専攻」ですよ。。。はい。
愛が深すぎて変態的な場面もありました。
そんな2人のやり取りは見ていてとてもほっこりしましたね。

今作の本命はやっぱり、花澤さん演じるかるたちゃんですねぇぇ(^q^)
本当に可愛い！可愛すぎる！Σ(ﾟДﾟ)
出てくるだけで癒され、テンション上がりました。
食べる事が好きで、何考えてるかよく分からない行動も読めない不思議な彼女に、花澤ボイスが非常にマッチしてましたね
あぁ、きっとかるたが居なかったら観てないなこの作品。。。

ストーリーに関しては、
結構シリアスな話が多かったイメージです。
{netabare}
りりちよも、御狐神くんも、過去の話が結構重かったですかね。

現在のりりちよの悩みは「ありがとうが素直に言えない、、！」とか「コーヒー一緒に飲みたいけどどうやって誘おう、、、」とか、凄く純粋な乙女の悩みだったはず。
りりちよは考えすぎるとこがあるから、演出も相まってシリアスが多い印象を受けたのかもしれません。

りりちよと御狐神くん、互いが互いに対して尋常でない程の愛があるのに、「自分」という枷が邪魔してしまう。
その枷を、りりちよが覚悟を決めて外して想いを伝える最終話の告白シーンは感動しました。
「よく言ったりりちよ！」もうそんな感じでした。
スッキリハッピーエンドで、視聴後は満足感で溢れました。

第１話でのりりちよのセリフ
「どんな君だろうと、好きなとこで好きに生きるといい。」
とても印象に残っているセリフです。
この言葉に作品の全てが詰まっているなと、大袈裟かもしれませんが自分はそう感じました。

{/netabare}

今回のアニメは、原作が11巻ある内の3巻分？の内容だったようで
気になるので原作チェックしてみようかなと思います。