「終末のイゼッタ(TVアニメ動画)」

総合得点
74.9
感想・評価
797
棚に入れた
3914
ランキング
858
★★★★☆ 3.6 (797)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.6

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ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サクッと感想

感想

{netabare}
序盤は魔法対鋼鉄の機械の戦いを描く。
中盤は、魔法という戦力をどう戦略的に、または政治的に活かすかを描く。
後半は、魔法対魔法、魔法を応用する兵器技術に対抗する様を描いた。

【物語】
剣を魔法により自由自在に操り、剣としても盾としても扱う。剣が戦車を貫くその様は、銃器によって御役御免と化した剣の復活劇のように感じた。

序盤から対戦車ライフル?のような物を空飛ぶ箒代わりに使用しているイゼッタだが、ww2時代に魔女がいたらという世界観によくマッチした姿だと思う。

眼鏡の兵士について
これは川辺で重大な話をするということに無理が有り、あの少年は悪くない。

イゼッタについて
エイルシュタッドの最大戦力。投擲武器としてのランスを輸送機に運ばせたり、魔法が使えない地域でのフェイク作戦など、魔女がもし存在したらどんな戦略もしくは対魔女戦略を立てるか?という想像を掻き立ててくれた。

戦車大隊(中隊だったか?)をほぼ一人で倒し、2機のレシプロ戦闘機を相手取り、空母に関してもギリギリ撃沈した。どれもほぼイゼッタ単機で倒している。
ゾフィーが出てこなかったらゲルマニアはどのようにイゼッタを攻略していただろうか?

イゼッタの兵装はどのような物だろうか?
対戦車ライフル・・・対レシプロ戦や戦車戦で使用。魔力を込めれば発射後の誘導も出来る。砲身のが熱くなる為連射は出来ない?
血・・・雪にたらすことで、雪が針のように変化。レシプロの装甲を破るほどには貫通力がある。
ハンドパワー・・・戦車を浮かせてひっくりかえせるほどの力がある。
剣・・・攻撃だけでなく集めて盾のようにすることも出来る。ランスより軽く、一度に操れる本数がランスより多い?
ランス・・・対戦車で使用。本当にランスで戦車が貫けるのだろうか?
誘導型爆弾・・・対空母戦で用いられた爆弾
強化型ランス・・・剣とランスをあわせた形状、最終戦、ゾフィー戦で使用。
魔力爆弾・・・ゾフィーのやっていたことをコピーした物、誘導も可能なのだろう。威力は魔力量に比例する?
その他・・・エッフェル塔や戦車や投げつけあうものじゃありません。

機動力に関しては後半ではマッハで飛んだらしい。浮かせるものの総重量によっては遅くなるのだろうか?


ゲルマニアに関して
必要だったとはいえクローン技術は笑ってしまう。この世界に異物は「魔法」だけでも良かったのではないか。
白き魔女「ゾフィー」の復活に必要なのは分かるが、死んだ人間の魂がクローンに宿るというトンデモ展開も残念だった。

{/netabare}

最終回で納得できなかった点が何点か
{netabare}
生まれ変わったゾフィーのいまだ晴れない恨みの感情を受け止めるはずのイゼッタが死ななかったこと。悪役ながら哀れみを感じるゾフィーの思いは結局救われない・・・主人公サイドに都合が良すぎるのもいかがなものか。

竜脈の魔法力を全て集めるという「その発想はなかった」系の解決方法。(魔法という時点で現実的にありえないのだが、逆転の方法が一人でそんなことできるのかと思わせる方法であまり好きではなかった)

また、多くの人間が簡単に死んでいるにも関わらず、あの魔法力の爆発で死なないイゼッタの生き残りendはなんとも・・・

それと、なぜゾフィーはイゼッタの魔法力集めに付き合う必要があったのか。

またフィーネは政治利用のためにイゼッタが今も戦っていることを各国幹部がいる前で打ち明けるが、フィーネが泣きながら訴えても、こちらに響いてくる物はなかった。
{/netabare}
その他の感想
{netabare}
【声優】
かなり有名声優を多く起用している。(山寺さんを起用しているのはビックリ)

【キャラ】
気になったキャラをいくつか

ゾフィー(雨宮天)
人に裏切られた憎しみの感情を爆発させて破壊を尽くすその姿には、なぜかとても爽快感がある。

オットー将軍(山寺宏一)
不適であり、余裕がある。ただ、「ベルクマンを恐れた」という事もあり実は小心者かもしれない。

ベルクマン(諏訪部順一)
自分の生を優先するならバスラーとの会話であんな発言はしないだろう。

【作画】
ww2時代に魔法があったら鋼鉄の機械とどう戦うか?という空想を描いた作品として戦闘描写は一見の価値があると思われる。

【音楽】
そういえば三話にエイルシュタッド国家が歌われている。


【総評】
個人的には予想通り低空飛行でした
キャラクターに感情移入するようなシーンもあまりないです。
フィーネとイゼッタの地位の差を越えた友情を描いています。ですが、友情という繋がりを強く感じたシーンが後半は薄く、その強さが決め手となったシーンがないのも残念。

{/netabare}

投稿 : 2016/12/22
閲覧 : 290
サンキュー:

30

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