u-i さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白いけど最後が・・・
序盤から後半に入るまでのストーリーラインがよく、説明があまりない細かい部分に目を瞑ればかなり面白い作品です。演出もいくつか熱い部分があり、全体的に悪くないです。
作画に関してはちょっと危うい部分もありますが、崩壊と言うほどまで落ちることはなくギリギリですが安定してると言えます。
声優さんの演技については、主要キャラは申し分ないですが、脇役で棒かなというところもあります。ただそれだけで苦痛なほど悪いというほどでもないので、よほど気にする方でなければ多少違和感があるくらいでしょう。
あとOP。これが素晴らしくかっこいいです。絵的にも音楽的にも。英語の歌詞は正直かなりめちゃくちゃな感もありますが、メロディが良く日本人ならば見てて聞いてて気持ちいいものだと思います(英語がきちんと聞き取れてしまう方はどうか分かりませんが)。
ただ最大の問題がラスト周辺の話のたたみ方です。ガッチャマンや準主人公キャラが何度も苦汁をなめてきたラスボスとの戦い。ここが驚くほどあっさりです。「え?終わり?」っていうくらい。時間にして一分ちょいではないでしょうか。
ガッチャマンの一人が一騎打ちで戦います。他のメンバーも各々因縁がありますが、そいつらは別の場所で別の作業しています。戦闘後、戦ったガッチャマンの生死すら一期の物語だけでは分かりません。どういうことなの…?
爽快感が全くありません。最後の締め方も、もやっとしてます。不完全燃焼です。
せめて一話の半分くらい使って、ラスボスVSガッチャマンの総力戦をがっつり見せて欲しかったところです。そうじゃなきゃガッチャマンの存在価値が分かりません。というか、これなら最初からガッチャマンいらないんじゃないかな?
アニメ全体としては比較的良質と言えるものですが、最後の最後でモヤっと終わってしまい竜頭蛇尾な感じです。終わりよければ全て良しならぬ終わりダメなら全てダメということで、物語は1とさせていただきました。