戸愚呂(青春) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヤンデレに支えられし作品
全然まとまらないので長くなります、、
まず設定は面白かったです。
それぞれ違う性質をもった未来日記を駆使して、お互いを殺し合うというサバイバルゲームを行い、生き残った1人が神になる。
未来日記の性質も、予知の力を得る前に自分が書いていた日記に関わっているという設定も良かった。
主人公は未来日記を得る以前、自分の身の回りのことを全て日記に綴っていた為、自分の身の回りに起こる全てのことを予知できる未来日記を得た。
うん、主人公が主人公たる能力を得るのに納得いく設定はいいですね。
未来日記を駆使して他の日記所有者と戦っていく訳ですが、色々と腑に落ちない点、観ていて?となることが多かったです。
ツッコミどころも多いですが、楽しめたかなと思います。
もう一周みればいくつかは納得できるのかもしれないですね。
この作品で僕が1番納得いかなかったことは、主人公の心情です。
特に印象に残っている場面が2つ
1つ目は
{netabare}
母を殺した父を許すシーン。
いや、あれで普通泣いて許しますか?
自分を見捨ててパラシュートで脱出し、挙げ句の果てに母を殺害した親父を
線香をあげて、質屋に預けてた望遠鏡を手元に戻しただけですよ。彼。
出所したら、やり直そうゆきてる、、、
泣きながら父を許すゆきてる
どうしても納得いかない。
ついでに言っておくと、父が母を殺した証拠をつかむ為に、明日父を尾行しよう、、!っと決心した翌日、「しまった!寝過ごした!」ってお前はアホかw
ほんとこの話ら辺、ゆきてるが嫌いすぎてもう、、、
{/netabare}
2つ目
{netabare}
ゆきてるが友達を泣きながら殺していくところ
これはひなた達と対峙しているときほ「死んだ人間は生き返らない」というのがほんとか嘘か、自分の中で葛藤していた状態だと思う。そしてそこではゆのを信じた?のかな、、
問題はその後、みんなを殺して、ゆきてるの中で「正しいのは皆で、ゆのは嘘をついている」と確定ていたところ。
その時殺した友達に関して何にも思わなかったのか?
何てことをしてしまったんだと、死にそうなくらい後悔するシーンとか、欲しかったな。
それともゆきてるはぶっ壊れてて感情もないのか、
個人的にはとても納得がいかなかった
{/netabare}
他にもこのゆきてるには言いたいことがたくさんあるのですが、、キリがないのでやめます。
{netabare}
こういう主人公が成長したり覚醒したりするのは結構好きなんですが、、ゆきてるはそれがすごーく遅かったですねぇ、、
遅すぎて途中で観るの挫折しそうになりましたw
{/netabare}
この作品を完走できたのは、設定の面白さと、主人公以外のキャラがとても良かったからです。
・ゆの
・みねね(ナインス
・まるこ(セブンス
個人的に特にこの3人が良かったです。
ゆのはその強烈すぎるキャラクターで、観ているこちらに、心地いい恐怖を与えてくれましたね
ゆのに対して「怖い」あれでも今日は「可愛い」な、、と錯乱した方も多いのではないでしょうか
このゆののキャラクターがなければ完走はなかったでしょう。
間違いなくこの作品の大黒柱です。
{netabare}
第3話の「おやすみ」の怖さ、、
初めてひぐらしをプレイした時のレナを思い出しました、、久々にゾワッてなった、、
{/netabare}
ナインスはいい立ち位置にいましたし、かっこいいシーンも多々ありました
{netabare}
扉を破壊する為の自爆シーンは痺れましたね、、、
にしじまに対してのデレ、たまらんでした
最後の最後まで活躍してくれて嬉しかったです
{/netabare}
この作品で1番かっこよかったと思うのがまるこ(セブンス)ですね
{netabare}
ゆきてるに対しての、僕が思っていることを代弁してくれたのがこのセブンスです
ゆきてるに対しての怒りをこいつがぶつけてくれましたw
「お前は自分の手を汚さずに、セカンドに汚れ役を押し付け、守ってもらってるくせになんでそんな酷いことするの?とか言いやがって、クソボケカス」みたいなこと言うシーンが痺れましたねぇ、、
ゆきてるとゆの、両方に対してとても正しいことを言ったんですよ、
まるこの言葉で1番救われたのは観ている僕でしたね
{/netabare}
完走できて、なおかつこんなに言いたいことが出てくる作品、、
いい意味でも悪い意味でも、こういう風に思うところが多い作品というのはそんなに多くはないですからね、なんだかんだで
観てよかった作品でした。
長くなってしまいました、、
読んで頂いた方、ありがとうございます。