ふの人 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
カオスをカオスで塗りつぶすのら
この作品、個人的に2015年春作品のトリを飾った訳ですが、
まさかまさかこんな核爆弾みたいな作品が持っていくとは到底思いもよりませんでした。
物語の前半ではただひたすらにどたばたとしたギャグ中心の展開が繰り広げられ、
突然のバスジャック、唐突でめちゃくちゃな展開、そして謎に謎を呼ぶ設定の数々と
完全にドタバタしたアニメだったので最終回までそうなのかと思いきや、
なんだか雲行きが変わってきてあら不思議。
結論「あ~~~~そういう物語だったのね~~~~~」みたいな謎の納得感というか、
そもそも回収しきれていない伏線が鬼のように残っているような気もします。
1秒先も予想できないストーリーだったという意味ではかなり楽しめたものの、
それが故に設定のごちゃ付き感がどうしても否めなかった感じはありました。
ですがまぁなんか上手く丸め込んだというか勢いだけで走り切ったなぁという印象でした。
ラスト2話での猛烈な戦闘シーンといいますがロボットアクションのシーンでは
MAPPAの全力投球といった感じでとても見応えのある素晴らしいシーンでした。
むしろ今までやってきた流れは何だったんだろうと思ってしまうほどの激しい動き、
最後に良いものをみせてもらったなぁと思えるくらいのクオリティでした。
天ちゃんの津軽弁は可愛かったしなによりゆーきちの声がたくさん聴けたので
物語のなかに生まれた様々な祖語も、もういいかなって思う頃合いです。