「ぼくらの(TVアニメ動画)」

総合得点
81.9
感想・評価
1889
棚に入れた
9817
ランキング
389
★★★★☆ 3.7 (1889)
物語
4.0
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.9
キャラ
3.7

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白いは面白いけど後半のヤクザ描写があまりに意味不明

ロボットを操縦した人物は勝とうが負けようが死亡という怪作。
負けたら地球というか宇宙滅亡、増えすぎた多次元世界の淘汰が目的だそうです。
アニメ盤には前半の山と言われるチズ編が大幅にマイルド化されてます。原作の表現は性的にも殺戮的にも凄かったです。

あと、アニメ後半には原作に出てこないヤクザ描写があり全く意味不明です。
検索すると、この無意味なヤクザ描写が原作ファンをはじめとした人たちにボコボコに叩かれてます。
私も物語には全く不要の要素だと思います。

さらに「支配者」という集団が一枚絵で出てきて
「こいつらには絶対に届かない、かなわない」とか言われていて、
多分、彼らが超文明人でジアースといったロボットを作り多次元宇宙淘汰を行っている神々なのでしょうが、
どう見ても只の人間、なんとなく未文化なインド人っぼい人たちで、そんなに脅威は感じません。
こんな奴らが「支配者」で幾多の宇宙を消滅させてきたとはとても信じられないです。
あと、公式配信がバンダイチャンネルくらいってのもキツイです。

ノロノロした戦闘シーンを叩いている人がいますが、これは意図的なものらしく私としては個性的に感じて好きです。
あと個人的に感動したのはマキ編の弟話しでしたね。
OP、EDは神曲です。

なんだか、基本的に作品の悪い部分ばかり書きましたが、素晴らしい作品だとは思います。

蛇足のツッコミ
ジアースや他のロボットがノロノロと不慣れな感じなのは作品的面白さはともかくとして、理にはかなってますしリアリティがあります。
なぜなら、あの世界のロボットのパイロットは全員、ぶっつけ本番に近い「初戦闘」だからです。
いくら「思念で動くシステム」とはいえ「勝っても負けても自分は死ぬ(得に負けたら宇宙滅亡)」というプレッシャーの中、初戦闘でロボットを巧みに動かすなんて無理な話しでしょう。
ガンダムシリーズではアムロのような初戦闘で操作もおぼつかないのに敵を倒す天才パイロットが出てくるのはお決まりですが、
そんな天才はほとんどいないでしょう(この作品ではあの一番、うまくジアースを扱えた少年がその天才なのかも)
碇シンジ曰く「無理だよそんなの。見た事も聞いた事もないのに出来る訳ないよ」です
まあ、あとの順番の方で戦う搭乗者は「戦闘の見学ができる」というアドバンテージがありますが、見学だけじゃ不足です。

あと国防軍とか政府も「負けたら地球(宇宙自体)が消滅する」っていうんですから、
産業に繋がるジアースプログラムの研究とかではなく、模擬操縦シミュレーターを作って契約した子供たちに操縦訓練をさせたり、
ジアースや敵ロボットの動作の解析などを研究し戦術や作戦を子供たちに叩き込んだりした方が良いでしょう。
それなのに基本的に子供たちに丸投げに近い状態です。
多分「国防軍は最後の一つ前の戦闘まで敵ロボットを通常兵器で倒せない」という事が理解できてなかったようですが、
それにしても最終戦でなぜ、なんの援護もせず報道管制をしたんでしょうね?

投稿 : 2016/09/06
閲覧 : 277

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