天啓 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
鑑賞料が安いと思うほど満足でした
新海誠 最新作
新海監督作品 秒速5センチメートル、言の葉の庭、雲の向こう約束の場所など
結構好きな作品が多いので 本作も近くの劇場まで見にいきました
新海作品の見所はやっぱりその圧倒的な映像美
特に光の描き方
レールの反射、電車の中の照明、水面に反射する日の光
そして太陽の輝き等々
感想
前半は高校生男女が入れ替わるありきたりな話をありきたりにコミカルに描いている
正直、そこまでは、ずいぶんとありきたりな話で期待外れだなぁ~と思いながら見ていた
しかし、入れ替わることでお互いが気になる存在になり、次第に大事な人へと心が動いていく様子は
よく表現されていた。
そして、お互いに会ってみたいという衝動にかられ
行動に移す
そこから新海監督の真骨頂 せつなさ、もどかしさ の描写が始まる
会いたい 会ってみたい 実際に 三葉は東京へ
{netabare}しかし 電話も通じず 会うことができない
瀧も同様に三葉に合いたい衝動に駆られ
入れ替わった時の記憶を元に 三葉の住む町を探し出す。
三葉にどうしても会いたいという想いが 瀧の足をその町に向かわせる {/netabare}
ここまでは ありがちな 男女入れ替わりのラブストーリー
{netabare}しかし本編はここからだった
三葉の住む町で 真実を知る瀧
どうにもならない 時間のズレ、そして 彗星がその町にもたらした災厄
{/netabare}
そこから、愛する三葉を救うため、瀧君の更なる頑張りが始まる。
とにかく 瀧君の三葉への愛と 頑張りには感動しました。
特にラストシーン
一瞬秒速5センチみたいにすれ違いになるのでは?と嫌な予感が走りましたが
おいおい すれ違いなんて許さない!ちゃんと二人の想いを成就させてやれ!
と心の中で叫んでました^^
そして 私の心の叫びの通りの結末に
いや~良かった良かった
こりゃ観賞料が安い!と思うほど大満足でした
ただ一つ難点を言わせていただくと
入れ替わりの相手がどうして瀧君なのか?
三葉は糸守神社の宮司の家系であり巫女であり 代々そういった不思議な力があることは語られていたが 瀧君については一切無かったのがちょっと残念だった。
最後に 声優さん 俳優の神木君や長澤まさみさん まったく違和感なく上手でした。