天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
真SFスーパー英雄(?)列伝35
今ではやらなくなってしまいましたが、当時は恒例だった24時間テレビのアニメ作品第2弾です。
前回(バンダーブック)に続く手塚治虫原作のアニメスペシャルで、お馴染みの手塚キャラが多数出てくるスターシステムを採用してます。
それぞれに見せ場が用意されていますが、ブラックジャックのようにオリジナルの設定そのままのキャラもいれば、アダム(アトム)やナーゼンコップ(お茶の水博士)のように設定などが変わっているキャラもいます。
そこら辺に違和感を感じるか、違いを楽しむかで、この作品に対する印象が変わってくるかも知れませんね。
他にもヒゲオヤジ、写楽、サファイヤ、レオなどお馴染みのキャラが出てくるので、当時はワクワクして観ました。
(ただ、今だと昔ほど手塚作品ってメジャーじゃないですから、そこまでワクワクしないかも 汗)
主題歌はゴダイゴのドラマーであるトミー・スナイダーさんが歌っており、全編英語でTVスペシャルっぽいカッコいい歌でした。
しかし、宇宙も行けば海底も時空も超えるし、ゴダイゴの歌には何かあるんでしょうか(ないない)
当初、手塚治虫が書かれた絵コンテでは2時間10分位だったものを、放送時間(90分)にあわせて後半カットしたため、前半の列車内でのサスペンスがいい出来だったのに対し、後半はちょっと展開が速いというか唐突な感じでしたね。
本当は、後半の物語をメインにするつもりだったそうで、手塚自身リメイクする事を言ってましたが、結局実現しませんでした。
もし、リメイクされていれば、どんな作品になってたんでしょうか(う~ん)
最後のオチというかあれには、ニヤリとさせられましたね。