toriJJJ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
後半は泣きっぱなしでした!
新海誠監督の最新作ということでとても楽しみにしていました。
予告映像、特報を繰り返し見て、ワクワクしていました。
結果から言うと、予想してたはるか上でした…
たった107分という作品の中に多くのキーワード(入れ替わり、夢、結、カタワレ時、などなど)、そして多くの伏線があり、
どれも丁寧に描かれていました。
新海誠監督の作品は全てではありませんが、代表作、話題作は観ていました。
しかしどれも最後は切ない気持ちで終わるものでした。
しかし、今回の「君の名は。」は切ない感じではなかった。
特に最後のシーンでは「秒速5センチメートル」を想起した人も多いと思います。
実際私もそうでした。
しかし、結末は違いました。
そんなところに新海誠監督の今までとは違う、新たな側面、と言えばいいのでしょうか?、を感じることができました。
続いて声優さんについてですが、やはり入れ替わりは演じるのが難しいものです。
実際にはなったことのない女性や男性になるのですから。
女心といった言葉がありますが、性別によって感じ方が違う部分も多くあると思います。
しかし神木隆之介さん、上白石萌音さんともにそれぞれのキャラの特徴、性格をしっかり抑えて、違和感なく演じあげてくれました。
また作画にも驚きました。
新海誠監督の作品は背景描写が美しいことで有名で、今作も健在でしたが、
私が一番すごいと思ったのは、入れ替わってる際の瀧くんと三葉の表情です。
三葉に凛々しさを出して、作画だけで「これは瀧くんが入っているんだ」と分からせる技術がすごかったです。
長々と書きましたが、私が伝えたいことは、今まで見てきたアニメーション作品の中では確実にトップクラスだということです。
無理をしてでも公開初日の一番最初の回で観ることができて幸せでした。
まだ1回しか観ていませんが、もう1度観に行くと思いますし、心の中でじんわり残る作品になりました。
まだ観てない人はぜひ観に行ってほしいです。
良い意味で騙された!と感じると思います!!