過たる さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
糸が半分ずつで、絆になる。
ネタバレ無しで評価を。
今までの新海作品を超えて、かつ「時をかける少女」「サマーウォーズ」とも似てるけど全然違う確実に名作だと言える作品だと思った。
糸は繋がりを表現するのに重要だと思う。
それは、人と人、人と神様、現世と常世、等さまざまだ。
ヒロインの三葉は糸守町の神社で巫女の役割を担っている。
巫女という性質だからなのか、三葉のある願いから”入れ替わり”が始まる。
キャッチコピー「まだ会ったことのない君を、探している」の通り
入れ替わりネタ特有の、本人たちは会うことができない状態に陥る。
間接的に、相手の友人や家族や住んでる町といった情報を手掛かりに
それぞれが相手と出会おうとするが、想像を絶する重大な事実を知ることになる。
その後の展開は驚きの連続だった。
彗星を軸に壮大なスケールと怒涛の展開で、刻一刻と迫る時間が緊迫感を増して、非常にドキドキした。
問題に直面し、解決していく過程を見て、二人は赤の他人なのだけど、糸を介して育んだ絆の強さを感じた。
もし彼らが初めて会ってハグやキスしても自然に感じるくらいのものだ。
そのくらいに濃密な内容だった。
記憶や伝承は朽ちても、物は遺るんだなーなんて