どらむろ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ねこ達の日本史伝記パロディー。発想の面白さとユル可愛さが良いです♪
NHK Eテレで放送された、4コマ漫画原作の9分ほどのショートコメディーです。全13話。
卑弥呼や織田信長など日本史の偉人や史実を、全部ネコに変換して…ネコならではのゆる~いコメディーに仕立てています。
日本史かネコ、あるいはどちからが好きならば、結構楽しいかもです♪
…対象は明らかに子ども(小学校低学年か、就学前)向けなんですが、面白いですよ。
※あにこれの評価システム上点数低めですが、数値以上に好感持てる作品です。
私的に、十分佳作の域。
{netabare}『物語』
発想がとってもユニーク。
日本史の偉人とその足跡や史実を…ぜーんぶネコに置き換えて、それがなんともいえぬユルい雰囲気。
流石はNHKの教育的作品というべきか、日本史ネタはメジャーどころの伝記の要所を押さえている。
…逆に言うと、要所以外は全部捨ててかかる、潔い作風。まああくまでネコですし。
歴史マニアには物足りないかも。そこは過度な期待はせず、ネコの可愛さで。
…日本史に疎い(まだ学校で習ってない)子は(はえ~、坂本龍馬って、こういう事してたんだ~?)等々、なんとなーく日本史(というより、偉人)のノリが伝わるかも。
日本史に強い人ならば、ツボを押さえた歴史ネタにクスリと出来そう。
登場偉人が年表上順不同(卑弥呼→信長→竜馬→聖徳太子と年代が前後に飛びまくる)なので、流れとしての日本史の学習には不向き。
なんとなーく、こういう人がいるんだなー?な感じ。
史実に沿いつつも、結局は全員ネコなので。
例えば徳川秀忠の関ケ原遅参、真田のネコジャラシで遊ばれてたにゃー♪
大軍の合戦も所詮はネコのケンカなので。
終始そんな調子で、血生臭い歴史の一幕も全部ほっこりしてしまうにゃー。
途中までは結構マジメに史実通りがんばる?でも結局…ネコじゃねーか!
独特のゆる~い歴史ネタコメディー、9分×13話を退屈させない程度には面白かったです。
…対象視聴者が日本史就学前のお子さんっぽいので、このアニメを楽しんで日本史の人物に親しみ持ってくれたら良いですねぇ。
『作画』
あまり動かさないのですが、ねこ達がゆる可愛いので。
ディフォルメされた4コマのショートコメディーとしては十分。
『声優』
各話のメイン猫を小林ゆうさんが担当。威厳?とゆるさの絶妙な感じ。
またナレーションは山寺宏一さん。
毎話のモブ猫は何人かで担当してますが、大森日雅さんのネコ演技がかわいかった。
…「六畳間の侵略者」の「ゆりか、ふぁいおー♪」の人ですな。まさかNHKでモブのネコやってたとは。
『音楽』
OP「Chérie!」が結構かわいい歌なんですが、あまり主題を感じない。
ちょっと長いような。
『キャラ』
全員ネコです。
卑弥呼、信長、竜馬、聖徳太子、新選組、家康、真田、紫式部&清少納言、頼朝、道長、信玄と謙信、秀吉と政宗などなど、メジャーどころですな。
…いや、何故か秀吉だけはネコじゃなくてサルじゃないか!
意思疎通もまともに出来てないんですが…どうやって信長(ネコ)に仕えてたんだw
モブネコも含めて、皆ゆる可愛かったです。{/netabare}